ミニPCを探していて、「できれば国産のものがいいな」と思ったことはありませんか?
安心感やサポートの充実度を考えると、国内メーカーの製品を選びたいという方は少なくありません。でも、実際に国産のミニPCってどのメーカーが出していて、海外製と何が違うのか、いまいちわかりづらいですよね。
この記事では、2026年6月時点で購入できる国産ミニPCを5つピックアップして紹介します。さらに「国産を選ぶメリット」や「選び方のポイント」も解説するので、自分に合った一台を見つける参考にしてください。
そもそも「国産ミニPC」とは?海外製と何が違う?
「国産ミニPC」と一口に言っても、実はいくつかのパターンがあります。大きく分けると以下の3つです。
- 国内で組み立て・製造されているもの(マウスコンピューター、サイコムなど)
- 国内のブランドだが、一部製造工程は海外の場合もあるもの(パソコン工房など)
- 国内で設計・開発され、国内工場で製造しているもの(富士通、NECなど)
海外製(特に中国系メーカー)と比べて、国産ミニPCに期待できるメリットは主に以下の点です。
- サポートが手厚い:日本語での電話サポートが充実しているメーカーが多い
- セキュリティ面での不安が少ない:国内法が適用されるため、情報管理の面で安心感がある
- 納期が比較的短い:国内生産の場合は在庫切れでもすぐに補充されることが多い
ただし、デメリットもあります。価格は海外製より高めになる傾向があり、性能が同じくらいでもコストパフォーマンスでは海外製に劣る場合があります。
それでは、具体的な製品を見ていきましょう。
国産ミニPCおすすめ5選
ここからは、現時点で購入できる国産ミニPCを5つ紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分の使い方や重視するポイントに合わせてチェックしてみてください。
1. マウスコンピューター Mouse CAシリーズ
特徴とメリット
マウスコンピューターは長野県内でPCの組み立てを行っている国内メーカーです。Mouse CAシリーズはスタイリッシュなデザインとコンパクトな筐体が特徴で、VESAマウントに対応しているためモニターの背面に取り付けることもできます。
最大の強みはサポート体制です。24時間365日の電話サポートを提供しており、PCに詳しくない初心者の方でも安心して使えます。親会社のMCJは東証スタンダード上場企業で、安定感があるのもポイントです。
デメリット
本体のファン音がやや大きめだとされています。静かな環境で使う場合は気になるかもしれません。また、価格帯は15万円前後(Ryzen 5、16GB、500GB SSDモデル)と、海外製と比べると高めです。
こんな人に向いています
- サポートの品質を何より重視する人
- セキュリティ面での不安をできるだけ減らしたい人
- PCに詳しくない初心者の方
こんな人には向いていません
- とにかく価格を安く抑えたい人
- 極限まで静かな動作を求める人
購入前の注意点
一部の製品は海外で生産されている可能性があります。「完全な国内生産」にこだわる場合は、購入前に公式サイトで製造国を確認することをおすすめします。
2. ツクモ MSシリーズ
特徴とメリット
ツクモは秋葉原の老舗PCショップで、現在はヤマダデンキグループのブランドです。MSシリーズはデスクトップPC向けのCPUを採用しているのが大きな特徴で、一般的なミニPCに使われているノート向けCPUよりも高性能です。
価格も比較的抑えめで、Core i3搭載モデルが10万円前後から購入できます。また、静音性が高いと評価されているのもポイントです。
デメリット
WiFiがオプション扱いで、標準搭載されていないモデルがあります。購入時にWiFiが必要な場合は、別途アダプタを用意するか、標準搭載モデルを選ぶ必要があります。
こんな人に向いています
- コストパフォーマンスを重視する人
- デスクトップ並みの性能を小さな筐体で欲しい人
- 静音性を重視する人
こんな人には向いていません
- WiFiが標準搭載されていることを前提にしたい人
購入前の注意点
必ず製品ページでWiFiの有無を確認してから購入しましょう。標準搭載されていない場合でも、USB接続のWiFiアダプタを使うことで対応は可能です。
3. サイコム ミニPC
特徴とメリット
サイコムは埼玉県八潮市に本社・工場を持つBTOメーカーです。1999年創業の実績があり、カスタマイズの自由度の高さが特徴です。CPUはIntelとAMDの両方から選べるモデルがあり、ゲームも楽しめるハイスペックな構成も組めます。
デメリット
BTO(受注生産)のため、注文してから届くまでに時間がかかる場合があります。また、スペックを上げれば上げるほど価格も高くなりやすいです。
こんな人に向いています
- スペックにこだわりたい人
- ゲームもできるミニPCを探している人
- 自分好みにカスタマイズしたい人
こんな人には向いていません
- すぐにPCが必要な人
- 予算をできるだけ抑えたい人
購入前の注意点
BTOのため納期を確認した上で注文しましょう。ハイスペックモデルは価格が大きく上がるので、必要な性能を見極めることが大切です。
4. パソコン工房 iiyama PC I-Class
特徴とメリット
パソコン工房の「iiyama PC I-Class」は、約1.92リットル(80mm×155mm×155mm)の小型筐体にデスクトップ向けCPUを搭載しているモデルです。BTOに対応しており、用途に合わせたカスタマイズが可能です。VESA規格にも対応しているので、モニターの背面に取り付けて机の上をすっきりさせられます。
デメリット
国内生産を謳っていますが、一部のモデルは海外で生産されている可能性があります。「完全な国産」を求める方は注意が必要です。
こんな人に向いています
- デスクトップ並みの性能を小型PCで求める人
- BTOで自分好みにカスタマイズしたい人
こんな人には向いていません
- 100%国内製造であることを絶対条件とする人
購入前の注意点
モデルによって生産国が異なるため、気になる場合は購入前に公式サイトや販売店で確認しましょう。
5. 富士通 WD1-K3
特徴とメリット
富士通は島根県出雲市の工場でPCを製造しています。WD1-K3の大きな特徴は、ミニPCとしては珍しく光学ドライブ(DVD/BD)を内蔵できることです。また、グラフィックボードのオプションもあるため、動画編集や軽いゲームにも対応できます。
富士通というブランドの信頼性も無視できないポイントです。
デメリット
価格は他社と比べて高めです。また、パソコン事業は中国のレノボと日本政策投資銀行の合弁会社(レノボ66.6%、NEC33.4%)の傘下である点は知っておいてよいでしょう。ただし、製造自体は国内(島根県)で行われています。
こんな人に向いています
- 光学ドライブが必要な人
- 動画編集をしたい人
- 富士通ブランドを信頼している人
こんな人には向いていません
- 予算をできるだけ抑えたい人
- 最新のCPUを重視する人
購入前の注意点
資本構成にこだわる方は、富士通のパソコン事業がレノボグループであることを理解した上で検討しましょう。製造は国内ですが、会社としての構造は複雑になっています。
国産ミニPCを選ぶときの3つのポイント
ここで紹介した5製品以外にも、NECのLAVIE Direct DT Slim(山形県米沢市で製造)など選択肢はあります。選ぶときに意識したいポイントをまとめました。
1. サポート体制をチェックする
国産を選ぶ最大のメリットのひとつがサポートです。電話サポートの時間や対応品質はメーカーによって異なります。24時間対応しているマウスコンピューターは特に手厚いと言えるでしょう。
2. 価格と性能のバランスを見極める
国産ミニPCは海外製と比べて価格が高めです。そのため、「どのくらいの性能が必要か」を明確にした上で選ぶことが大切です。オフィス作業やWeb閲覧が中心ならCPUはCore i3やRyzen 3でも十分な場合が多いです。
3. WiFiやドライブの有無を確認する
ツクモの製品のように、WiFiが標準搭載されていないモデルもあります。また、富士通のように光学ドライブを内蔵できるモデルは希少です。必要な機能が標準で備わっているかどうかは購入前に必ず確認しましょう。
よくある質問
Q. 海外製(中国製)のミニPCと比べて、国産は本当に安心ですか?
A. 絶対に安全と断言はできませんが、国内法が適用されることや日本語サポートが充実している点で、多くの方が安心感を感じやすいと言えます。ただし、価格は高くなる傾向にあるので、何を優先するかで判断するとよいでしょう。
Q. 国産ミニPCでゲームはできますか?
A. 軽いゲームであれば可能です。サイコムのようなBTOメーカーではグラフィック性能を高めた構成も選べます。ただし、3Dゲームを快適にプレイしたい場合は、ミニPCではなくゲーミングPCを検討したほうが無難です。
Q. 価格はどのくらいが目安ですか?
A. エントリーモデルで10万円前後、ミドルレンジで15万円前後、ハイスペックモデルではそれ以上になることが多いです。海外製の同スペック品よりは高めの価格設定です。
まとめ:自分に合った国産ミニPCを見つけよう
国産ミニPCには、サポートの手厚さやセキュリティ面での安心感といった大きなメリットがあります。一方で、海外製より価格が高めというデメリットも理解した上で選ぶことが大切です。
今回紹介した5製品のおさらいをします。
- マウスコンピューター Mouse CAシリーズ:24時間365日サポートで初心者にも安心
- ツクモ MSシリーズ:デスクトップ向けCPUでコスパ重視
- サイコム ミニPC:カスタマイズ自由度が高くハイスペック志向
- パソコン工房 iiyama PC I-Class:小型筐体でBTO対応
- 富士通 WD1-K3:光学ドライブ内蔵可能な希少なモデル
どの製品にもメリットとデメリットがあります。「サポートを最優先したい」「価格を抑えたい」「ゲームもしたい」など、自分の優先順位を決めてから選ぶと失敗しにくいでしょう。
価格や仕様は変更される場合があります。購入を検討する際は、各メーカーの公式サイトで最新情報を必ず確認してくださいね。


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