GEEKOMのミニPCを使っていると、「BIOSアップデートってどうやるの?」と気になることがあるかもしれません。
BIOSを最新にすると、動作が安定したり、セキュリティが向上したり、新しい機能が使えるようになることもあります。ただ、「BIOSを更新するのはちょっと怖い」という声もよく聞きますよね。
この記事では、GEEKOM公式のサポート情報をもとに、BIOSアップデートの手順をできるだけわかりやすく解説していきます。失敗しないための準備や注意点もまとめましたので、これからアップデートしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
GEEKOMのBIOSアップデートは公式手順が公開されている
結論から言うと、GEEKOMのBIOSアップデートは公式サポートサイトで手順が公開されています。
GEEKOMは「GEEKOM」ブランドのミニPCを展開しているメーカーで、BIOSやEC(エンベデッドコントローラー)のアップデート情報を公式サイトで随時提供しています。
手順としては大きく分けて2つあります。
- USBメモリを使う方法(推奨)
- Windows上で実行する方法(.exeファイルを使う)
特に最近のWindows 11環境では、セキュリティ制限が強化されている関係で、USBメモリを使う方法が推奨されています。古い手順では対応できないケースも出てきているので、基本的にはUSBメモリを使う方法を選んでおくと安心です。
BIOSアップデート前に絶対に確認しておくべきこと
アップデートを始める前に、いくつか重要なチェックポイントがあります。ここを飛ばしてしまうと、最悪の場合PCが起動しなくなったり、データが読めなくなったりすることもあるので、必ず確認してください。
データのバックアップを取る
まずは大前提として、大事なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
BIOSアップデート自体が失敗するリスクもありますし、万が一のトラブルに備えて、外付けHDDやクラウドストレージなどに大切なファイルを退避させておくのが安心です。
BitLockerを事前に無効化する
ここが特に重要です。
Windows 11でMicrosoftアカウントを使ってサインインしている場合、BitLocker(ビットロッカー)という暗号化機能が自動で有効になっていることがあります。
BitLockerが有効な状態でBIOSアップデートを行うと、アップデート後に回復キーを求められ、データにアクセスできなくなる可能性があります。
つまり、ロックがかかってしまい、自分で設定したわけでもないのにPCが使えなくなる……という事態になりかねません。
必ず事前にBitLockerを無効化してからアップデートに進んでください。
BitLockerの無効化手順(ざっくり)
- スタートメニューから「コントロールパネル」を開く
- 「システムとセキュリティ」→「BitLocker ドライブ暗号化」を選択
- 「BitLockerを無効にする」をクリック
- 画面の指示に従って進める
この作業を忘れずに行うのが、安全なアップデートへの第一歩です。
現在のBIOSバージョンを確認する
アップデートが本当に必要かどうか、またアップデート後に正しく反映されたかを確認するために、現在のBIOSバージョンを調べておきましょう。
確認方法
- キーボードの「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押す
- 「msinfo32」と入力してEnter
- 表示された「システム情報」ウィンドウで「BIOS バージョン/日付」を確認
ここで表示されているバージョンと、公式サイトで公開されている最新バージョンを比べて、古いようであればアップデートを検討しましょう。
USBメモリを使ったBIOSアップデートの手順(推奨)
ここからは、公式サイトで案内されているUSBメモリを使った方法をステップごとに説明します。
準備するもの
- 8GB以上のUSBメモリ(できれば空のもの)
- GEEKOM公式サポートサイトからダウンロードしたBIOSファイル
- 安定した電源環境(ノートPCの場合はバッテリーが十分にある状態で)
USBメモリはFAT32形式でフォーマットしておく必要があります。NTFSやexFATのままだと正しく認識されないので、事前にフォーマットを済ませておきましょう。
手順1:公式サイトからBIOSファイルをダウンロードする
GEEKOMの公式サポートサイトにアクセスし、自分のPCモデルに対応したBIOSファイルを探します。
間違ったモデル用のファイルをダウンロードすると、アップデートに失敗するだけでなく、PCが起動しなくなることもあります。必ず自分のモデル名を確認してからダウンロードしてください。
ファイルは通常、ZIP圧縮された状態で提供されるので、展開(解凍)してUSBメモリにコピーします。
手順2:SecureBootを一時的に無効化する
USBメモリからPCを起動するために、SecureBoot(セキュアブート)を一時的に無効化する必要があります。
SecureBootの無効化手順
- PCを再起動する
- 起動直後に「Del」キーまたは「ESC」キーを連打してBIOSメニューに入る
- 「Boot」や「Security」タブから「SecureBoot」の項目を探す
- 「SecureBoot」を「Disabled(無効)」に変更
- 設定を保存してBIOSメニューを終了(通常はF10キーなど)
この設定はアップデートが終わったら元に戻す(有効化する)のを忘れずに。
手順3:USBメモリから起動する
- 用意したUSBメモリをPCに挿す
- PCを再起動する
- 起動直後に「F7」キーを連打してブートメニューを開く
- 表示された一覧からUSBメモリを選択してEnter
これでUSBメモリ内のBIOSアップデートプログラムが起動します。
手順4:画面の指示に従ってアップデートを実行
あとは画面上の指示に従って進めるだけです。
アップデート中は絶対に電源を切らないでください。また、USBメモリを抜いたり、キーボードやマウスを操作したりするのも避けましょう。
進行状況が表示されるので、完了するまでじっと待ちます。
手順5:アップデート完了後、設定を戻す
アップデートが無事終わったら、PCが再起動します。
再起動後は、先ほど無効化したSecureBootを「Enabled(有効)」に戻し、BitLockerも再び有効化しておきましょう。
BitLockerを再度有効化する場合は、回復キーを事前に控えておくのが安全です。
Windows上で実行する方法(.exeファイルを使う場合)
USBメモリが手元にない場合や、OSが起動する状態であれば、Windows上で直接実行できる.exeファイルが提供されていることもあります。
この場合の流れは以下のとおりです。
- 公式サイトから.exe形式のBIOSファイルをダウンロード
- ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択
- 画面の指示に従ってアップデートを実行
ただし、この方法はWindowsのセキュリティ設定によっては動作しないケースもあるため、基本的にはUSBメモリを使う方法を推奨しておきます。
BIOSとECの違いって何?
GEEKOMのサポートページでは、BIOSとEC(エンベデッドコントローラー)という言葉がセットで出てくることがあります。
それぞれの役割はざっくりこんな感じです。
| 名称 | 役割 |
|---|---|
| BIOS(ベーシック・インプット・アウトプット・システム) | PCの基本動作やハードウェアの制御全般を担当。OSを起動するための土台。 |
| EC(エンベデッドコントローラー) | 主にファン制御(冷却)やキーボードのバックライト、電源管理などを担当。 |
GEEKOMでは、これらのアップデートファイルがまとめて提供されることが多く、更新手順も同じです。
ECを更新すると、ファンの回転音が静かになったり、キーボードの反応が改善されたりするケースもあるので、BIOSとセットでアップデートしておくのがおすすめです。
よくある質問とトラブルシューティング
Q. BIOSアップデートに失敗したらどうなる?
最悪の場合、PCが起動しなくなる(いわゆる「文鎮化」)可能性もあります。
ただ、GEEKOMの手順通りに進めていれば、そうそう失敗することはありません。もし不安な場合は、無理に自分でやらず、サポートに問い合わせるのもひとつの手です。
Q. USBメモリから起動できないんだけど?
- SecureBootが無効になっているか確認してください
- USBメモリがFAT32でフォーマットされているか確認してください
- 別のUSBポートに挿し直してみてください
- ブートメニューが正しく表示されているか(F7キーのタイミング)を確認してください
Q. アップデート後にBitLockerの画面が出てきた
事前に無効化していなかった場合に発生します。
回復キーを入力するよう求められますが、このキーはMicrosoftアカウントに保存されています。スマホや別のPCからMicrosoftアカウントにログインして回復キーを確認し、入力してください。
ただし、この作業は非常に面倒なので、やはり事前に無効化するのが鉄則です。
Q. BIOSアップデートは必ずやらないといけないの?
必ずしも必須ではありません。
特に問題がなく安定して動作している場合は、無理にアップデートする必要はないでしょう。とはいえ、セキュリティ向上や新機能追加のためにも、タイミングを見て更新しておくのがおすすめです。
まとめ:GEEKOMのBIOSアップデートは公式手順を守って安全に
GEEKOMのBIOSアップデートは、公式サポートサイトに公開されている手順に沿って進めれば、決して難しいものではありません。
改めて、安全にアップデートするためのポイントをおさらいしておきます。
- 事前にデータをバックアップ
- BitLockerは必ず無効化
- USBメモリ(FAT32)を用意
- 公式サイトから正しいモデル用のファイルをダウンロード
- SecureBootを一時無効化してUSB起動
- アップデート中は絶対に電源を切らない
- 終わったらSecureBootを戻し、BitLockerを再有効化
BIOSアップデートは、PCを長く快適に使い続けるための大切なメンテナンスのひとつです。
「なんとなく怖い」という気持ちもあるかもしれませんが、公式の情報を確認しながら慎重に進めれば、大きなリスクはありません。もし不安な場合は、公式サポートに相談するのが一番確実です。
まずは自分のPCのBIOSバージョンを確認して、必要であれば今回紹介した手順を参考にアップデートにチャレンジしてみてください。
GEEKOMのミニPCをもっと快適に、長く使い続けるために、定期的なメンテナンスを心がけましょう。


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