デスク周りをすっきりさせたいなら、まずはこの2ブランドを比較してみよう
最近、話題のミニPC。従来のデスクトップPCと比べて圧倒的にコンパクトで、デスク周りをスッキリさせられるのが魅力ですよね。
ただ、「いざ買おうと思っても、どのメーカーがいいのか分からない…」という声もよく聞きます。特に、コスパの良いミニPCといえば「Minisforum(ミニスフォーラム)」と「GEEKOM(ギコム)」が真っ先に名前が上がりますが、どちらを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、この2大ブランドを徹底比較。それぞれの特徴やラインナップの違いを解説しながら、あなたにぴったりのミニPCを見つけるお手伝いをします。
MinisforumとGEEKOMの大きな違いは?全体像をチェック
まずは、両ブランドの大まかな特徴を押さえておきましょう。
MinisforumとGEEKOMは、どちらもミニPC市場をリードする存在ですが、それぞれ異なる「カラー」を持っています。
- Minisforum(ミニスフォーラム): 拡張性と尖った製品が魅力。特にOCuLinkポートを搭載したモデルが多く、外部GPU(eGPU)と接続してゲーミング性能を強化できるのが強みです。また、NASや10G LANを搭載したワークステーション向けモデルなど、マニア心をくすぐるラインナップも特徴です。
- GEEKOM(ギコム): 完成度の高さと安定感が魅力。比較的コンパクトで洗練されたデザインが多く、コストパフォーマンスに優れたモデルを幅広く展開しています。特に「A6」は欧州のハードウェアアワードを受賞するなど、品質の高さが評価されています。日本公式サイトも充実しており、サポートのしやすさもポイントです。
つまり、「拡張性や尖った機能を求めるならMinisforum」「バランスの良い完成品を求めるならGEEKOM」というのが大まかな傾向と言えそうです。
選び方の前に押さえたい!おすすめの判断基準
どちらのブランドにも多くのモデルがあり、何を基準に選べばいいか迷ってしまいますよね。以下の3つの軸で考えると、自ずと見えてくるはずです。
- 何に使うのか(用途)
・動画編集やAI処理、ゲームなど高い処理能力が必要なのか。
・Web閲覧やオフィス作業、動画視聴が中心なのか。
・自宅サーバーやNASとして使いたいのか。 - 予算はどのくらいか
・エントリーモデルなら5〜8万円台、ミドルレンジで8〜15万円台、ハイエンドモデルはそれ以上と幅広いです。 - 拡張性は必要なのか
・外部GPUを接続したいならOCuLinkポート搭載モデルが必須。
・ストレージを増設したいならM.2スロットの数も要チェックです。
これらの基準を頭に入れたうえで、各ブランドの代表的なモデルを見ていきましょう。
Minisforumのおすすめモデル
1. Minisforum UM890 Pro
特徴とメリット
Minisforumのハイエンドモデルであり、現時点での主力機種のひとつです。CPUにはAMD Ryzen™ 9 8945HSを搭載しており、非常に高い処理性能を誇ります。特に注目したいのが「OCuLinkポート」と「USB4ポート」を両方備えている点。これにより、外部GPU(eGPU)を接続してゲーム性能を大幅に向上させたり、高速なデータ転送に対応できます。
また、8K解像度や4画面同時出力に対応しているため、クリエイティブな作業やマルチモニター環境を構築したい方にも強力な選択肢になります。
デメリット
ハイエンドモデルのため、価格帯はそれなりに高くなります。また、OCuLinkに対応したeGPUケースは別途購入が必要です。
こんな人に向いています
・動画編集や3Dモデリングなどの高負荷な作業をする人
・外付けGPUを使ってゲームも楽しみたい人
・AI処理(NPU)を活用した作業をしたい人
こんな人には向いていません
・文書作成やWeb閲覧だけのライトユーザー(性能がオーバースペックになります)
・できるだけコストを抑えたい人
購入前の注意点
外部GPUを使う場合は、対応するeGPUケース(Minisforum DEG1など)が別途必要になる点を確認しておきましょう。
2. Minisforum AI X1 PRO
特徴とメリット
AI X1 PROは、その名の通りAI処理に特化した最新モデルです。CPUにAMD Ryzen™ AI 9 HX 370を搭載しており、最先端のAIプロセッサーによる高い演算性能を実現しています。指紋認証にも対応しており、セキュリティ面も強化されています。
ストレージ拡張性も非常に高く、M.2 SSDスロットを3基搭載。大容量のデータを扱う方や、複数のドライブを使い分けたい方にもぴったりです。もちろんUSB4ポートやOCuLinkポートも備えているので、拡張性もバッチリです。
デメリット
最先端のAI機能を搭載している分、価格は高額になります。また、AI性能をフルに活かすには対応したソフトウェアや環境が必要です。
こんな人に向いています
・画像生成AIやローカルAI(生成AIなど)を積極的に活用したい人
・大容量のストレージを必要とするクリエイター
・最新技術をいち早く試したいテクノロジー好き
こんな人には向いていません
・AI機能をまったく使わない予定の人
・予算を最優先したい人
購入前の注意点
AI機能の性能は、利用するソフトウェアの対応状況にも依存する部分があります。購入前に自分の使いたいAIツールが対応しているか確認するとよいでしょう。
3. Minisforum MS-01
特徴とメリット
MS-01は、一般的なミニPCとは少し毛色が異なる「ワークステーション/サーバー向け」モデルです。CPUにIntel Core i9-13900Hまたはi5-12600Hを搭載しており、特筆すべきは「10G LAN」と「SFP+ポート」を備えている点。コンパクトながら、本格的なネットワーク機器としても使える高い拡張性を持っています。
ホームサーバー(NAS)やルーター、自宅ラボ(Homelab)を構築したい上級者にとっては、非常に魅力的な一台です。
デメリット
通常のミニPCと比べてやや大型で、冷却ファンの騒音が気になる場合があるという声もあります。また、一般的なデスクトップ代替としてはオーバースペックな部分が多いです。
こんな人に向いています
・自宅でサーバー環境を構築したいITエンジニアやマニア
・10G LAN環境を活用したい人
・複数の仮想マシンを動かしたい人
こんな人には向いていません
・通常のオフィスワークや動画視聴が目的の人
・静音性を最重視する人
購入前の注意点
公式サイトでは整備済製品(Refurbished)も販売されていることがあります。予算を抑えたい場合はチェックしてみるのも手ですが、状態をよく確認しましょう。
GEEKOMのおすすめモデル
4. GEEKOM A9 MAX
特徴とメリット
GEEKOMのフラッグシップモデルであり、Minisforum AI X1 PROと同じくAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載。50 TOPSという高いAI性能を謳っており、最先端のAI PCを求めるユーザーに向いています。
GEEKOMらしい洗練されたデザインと、安定した動作が期待できる点も魅力です。
デメリット
非常に高性能な分、価格は高額(公式価格¥214,900)になります。コストパフォーマンスを重視する方にはやや手が出しにくい価格帯です。
こんな人に向いています
・予算を気にせず、最新のAI PCを手に入れたい人
・デザイン性も重視する人
・ブランドの完成度やサポートを信頼したい人
こんな人には向いていません
・コストパフォーマンスを最優先する人
・AI機能を使う予定がない人
購入前の注意点
ハイエンドモデルのため、通常の用途では性能が余る可能性があります。本当にこのスペックが必要かどうか、用途と照らし合わせて検討しましょう。
5. GEEKOM A6
特徴とメリット
GEEKOMのミドルレンジを代表する人気モデルです。CPUにAMD Ryzen R7-6800Hを搭載し、価格(¥97,900)と性能のバランスが非常に優れています。
このモデルは欧州の権威あるハードウェアアワード「European Hardware Awards」を受賞しており、その完成度の高さが証明されています。軽いゲームや動画編集もある程度こなせるため、コスパ重視のユーザーに最適な一台です。
デメリット
最新のAI機能(NPU)は搭載されていない、または性能が弱いため、AI処理を重視する方には不向きです。
こんな人に向いています
・予算を抑えつつ、そこそこの処理能力が欲しい人
・オフィスワークからエントリー級のクリエイト作業まで幅広く使いたい人
・コストパフォーマンスを何より重視する人
こんな人には向いていません
・最新のAI機能を活用したい人
・ハイエンドのゲーミング性能を求める人
購入前の注意点
価格は変動するため、購入時には公式サイトや販売店で最新の価格を確認することをおすすめします。
6. GEEKOM GT13 Pro 2026エディション
特徴とメリット
Intel Core i9-13900HKを搭載したハイエンドCPUモデルです。シングルコア・マルチコアともに非常に高い性能を持っており、CPUパワーをフルに使う作業に適しています。
プログラミングや大規模なデータ処理、動画エンコードなど、とにかく「速さ」が求められる方に向いています。
デメリット
価格は¥114,900〜と高めです。また、内蔵GPU(グラフィック機能)は標準的な性能のため、本格的な3Dゲームを楽しみたい場合は外部GPUの接続を検討する必要があります。
こんな人に向いています
・CPUの処理能力を最優先する人(エンジニア、クリエイター)
・Intelプラットフォームを好む人
こんな人には向いていません
・コストを抑えたい人
・内蔵GPUで最新ゲームをプレイしたい人
購入前の注意点
「2026エディション」とあるように、モデルが定期的にアップデートされる可能性があります。購入時には最新のスペックを公式サイトで確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ミニPCでゲームはできますか?
A. モデルによります。Minisforum UM890 ProやGEEKOM A6のような高性能なAPU(CPUとGPUが統合されたプロセッサ)を搭載したモデルであれば、軽いゲームやエントリークラスのゲームは快適にプレイできます。
ただし、最新の3Dゲームを高画質で楽しみたい場合は、OCuLinkやUSB4に対応したモデル(例:Minisforum UM890 Pro)を選び、外部GPU(eGPU)を接続することをおすすめします。
Q2. サポートは安心できますか?
A. 両社とも日本公式サイトを運営しており、日本語でのサポートが受けられます。GEEKOMは特に日本市場に力を入れており、公式サイトの情報も充実しています。
どちらも海外ブランドではありますが、国内サポートが整っているため、従来の海外通販PCよりも安心感は高いと言えるでしょう。
Q3. MinisforumとGEEKOM、結局どっちが安いの?
A. エントリーモデルに関してはGEEKOM(A5 2026エディション ¥62,900〜)の方が安価なモデルを展開しています。しかし、ミドルレンジからハイエンド帯では両社とも競合しており、スペックと価格はほぼ同程度の水準です。
「とにかく安いモデルが欲しい」ならGEEKOMのエントリーモデル、「拡張性や尖った機能が欲しい」ならMinisforumという選び方ができるでしょう。
まとめ:どちらのブランドがあなたに向いている?
今回はMinisforumとGEEKOMの特徴やおすすめモデルを比較しました。
改めて、両ブランドの選び方をシンプルにまとめるとこうなります。
- Minisforumが向いている人
OCuLinkポートを活用した外部GPU接続や、NASのような特殊な用途を考えている人。とにかく拡張性を求める「遊び心」のあるユーザーに最適です。 - GEEKOMが向いている人
バランスの取れた完成品を求める人。価格、性能、デザイン、サポートのすべてにおいて安定した品質を求めるユーザーに最適です。
どちらのブランドも、ミニPC市場において非常に魅力的な選択肢です。この記事を参考に、あなたの用途や予算に合った最適な一台を見つけてください。
なお、今回紹介したモデルはすべて2026年6月時点で販売が確認できているモデルです。価格やスペックは変更される場合があるため、購入の際は必ず各公式サイトで最新情報を確認するようにしましょう。

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