GMKtecのMini PCを手に入れたものの、「BIOSってどうやって入るの?」「アップデートファイルってどこにあるの?」と悩んでいませんか?
この記事では、GMKtec Mini PCのBIOSに関する基本的な進入方法から、具体的な設定項目、そしてアップデートファイルの入手先や注意点までを解説します。これからBIOSをいじってみたい方も、何かと不安な方も、判断材料として最後まで読んでみてください。
GMKtecのBIOSに入る方法は?まずは基本の進入キー
GMKtec Mini PCのBIOSに入るには、電源投入後に特定のキーを連打または長押しするのが基本です。
多くのモデルでは 「Delete(DEL)キー」 が採用されています。例えば、公式ブログで設定方法が公開されているGMKtec K8も、進入キーはDELです。Amazonのレビューでも同様に「DELキーでBIOSに入れた」という報告が複数確認されています。
ただし、モデルによっては 「ESCキー」 や 「F7キー」 が使われる場合もあります。マニュアルサイトの情報では、機種によりこれらのキーが割り当てられているようです。
まずは「DELキー」を試し、ダメなら「ESC」や「F7」を試してみるのがスムーズです。
GMKtec K8でできるBIOS設定の具体例
公式ブログでは、GMKtec K8を使ったBIOS設定の実例が紹介されています。ここでは、特に需要の高い設定項目をピックアップしてみましょう。
電源投入時に自動で起動させる設定(Power On)
Mini PCをサーバーや常時稼働機器として使いたい場合、電源が入ったら自動で起動してほしいですよね。BIOSの「Power Management Setup」などから設定できます。
ウェイクオンラン(Wake On LAN)の有効化
ネットワーク経由でPCを起動させる機能です。リモートからアクセスしたい場合に必須の設定で、BIOS内の関連項目を有効にします。
仮想化機能(NX Mode / SVM Mode)の有効化
ProxmoxやVMwareなどの仮想環境を構築する際は、CPUの仮想化支援機能をONにしましょう。K8の公式ガイドでは「NX Mode」を有効にする手順が案内されています。
パフォーマンスモードの切り替え
K8には「Quiet(静音)」「Balance(バランス)」「Performance(パフォーマンス)」の3つのモードがあり、デフォルトは35Wのバランスモードです。用途に応じて切り替えることで、消費電力と処理能力のバランスを調整できます。
UMAフレームバッファサイズの変更
内蔵GPUに割り当てるメモリ量を変更できます。ゲームや映像編集などグラフィック性能を重視する場合は、この値を大きくすると効果が期待できます。
これらの設定項目はあくまでK8モデルの例です。他のモデルでは項目名や場所が異なる場合があるので、その点はご了承ください。
GMKtec K12のBIOS情報とアップデートの実例
次に、GMKtec K12に関する情報を見ていきましょう。K12はAMD Ryzen 7 H 255を搭載したモデルで、BIOSにはAMI Aptio 5が採用されています。
ユーザーフォーラムの報告によると、K12には 「バージョン1.07」(2025年12月8日リリース) のBIOSが存在します。このアップデートを適用したユーザーからは、IGPU(内蔵GPU)の不安定さが改善されたという声や、HDMI出力やKVMスイッチの動作が安定したというレビューが寄せられています。
ただし、BIOSアップデートは万能薬ではありません。同じフォーラムでは、アップデート後にIGPUとオーディオデバイスのアドレスが変更されたという事例も報告されています。つまり、アップデートによって環境が変わる可能性があり、場合によっては再設定が必要になることもあるのです。
GMKtecのBIOSアップデートファイルはどこにある?
ここが最もややこしいポイントかもしれません。
GMKtecの公式サイトには、BIOSファイルを一元管理している明確なページがありません。その代わり、SNSやフォーラムの情報を総合すると、BIOS/UEFIファームウェアはGoogle Driveなどの外部ストレージで配布されているというのが実態のようです。
つまり、以下のようなフローになります。
- 自分のモデルに対応したBIOSファイルがあるかどうかを探す
- 見つかったら、Google Driveなどのリンクからダウンロードする
- 自己責任でアップデートを実行する
ここが要注意!
外部ストレージからのダウンロードは、公式サイトからの提供とは異なり、ファイルの安全性を100%保証できるものではありません。
Trustpilotのレビューでは、「AMD Sinkhole問題への対応がない」「ファームウェアアップグレードへのリンクが消失した」といった不満も見られます。アップデートファイルが見つからない、あるいはリンクが切れているという経験をしているユーザーも少なくないようです。
もしファイルを見つけても、本当に自分のモデル用の正しいファイルなのかを慎重に確認してください。間違ったファイルを適用すると、PCが起動しなくなる(文鎮化する)リスクがあります。
モデル別にみるBIOS情報まとめ
ここで、代表的なモデルのBIOS情報を整理してみましょう。
GMKtec K8
- BIOS進入キー:DELキー
- 特徴:公式ブログで詳細な設定手順が公開されている
- 設定例:電源自動投入、ウェイクオンラン、仮想化、パフォーマンスモード、UMAフレームバッファサイズ変更
GMKtec K12
- BIOS進入キー:未確認(DELキーの可能性が高い)
- BIOSベース:AMI Aptio 5
- 最新情報:バージョン1.07(2025年12月8日リリース)が存在
- 注意点:アップデートでデバイスアドレスが変わることがある
GMKtec NucBox G2
- プロセッサ:Intel N100
- BIOS情報:具体的な設定情報は乏しい
- 推測:エントリーモデルのため、設定項目が限られている可能性あり
GMKtec EVO-X2
- ステータス:ユーザーガイドは存在するが、BIOSに関する具体的な情報は確認できず
- 扱い:現時点では情報不足のため、詳細な言及は控えます
BIOS設定やアップデートをする前に知っておきたい注意点
BIOSはPCの最も基礎的な部分です。触れる前に、以下のポイントを頭に入れておきましょう。
自己責任が原則
BIOSの設定変更やアップデートは、すべて自己責任で行うものです。特にアップデートは、失敗するとPCが起動しなくなるリスクがあります。
自分のモデルを正確に把握する
GMKtecには多くのモデルがあり、似たような名前でも内部構造が異なります。NucBox2のように古いモデルはBIOSメーカーがINSYDE Corp.だったものもあり、現行のAMI Aptioベースのものとは設定方法がまったく違います。自分の持っているモデル名を正確に確認してから情報を探しましょう。
情報が分散していることを理解する
公式サイトにまとまった情報がないため、必要な情報はフォーラムやSNS、ブログなどから収集することになります。そのため、情報の取捨選択と検証が求められます。
GMKtecのBIOSに関するよくある疑問
Q. BIOSに入るためのキーがわかりません
A. まずは「DELキー」を試してください。多くのモデルで採用されています。もし反応しなければ、電源投入直後に「ESCキー」や「F7キー」も試してみましょう。
Q. BIOSアップデートファイルが公式サイトで見つかりません
A. 多くの場合、Google Driveなどの外部ストレージで提供されています。ただし、公式ではない可能性もあるため、ファイルの入手・適用は自己責任で行ってください。
Q. BIOSアップデートで何が変わるのですか?
A. モデルやバージョンによりますが、K12の例ではIGPUの安定性向上やデバイスアドレスの変更が報告されています。一方で、不具合が報告されているケースもあるため、アップデート前に情報収集をしっかり行いましょう。
Q. 古いモデルのBIOS情報は参考になりますか?
A. NucBox2など古いモデルの情報は、現行モデルとはBIOSベースが異なるため、参考にならない可能性が高いです。基本的には、自分のモデルに特化した情報を探しましょう。
まとめ:GMKtecのBIOSは情報収集と自己責任がカギ
GMKtec Mini PCのBIOSは、モデルによって進入キーや設定項目、アップデートファイルの入手先が異なります。特にアップデートファイルは公式サイトに一元管理されておらず、Google Driveなどの外部からの入手になるケースがほとんどです。
そのため、BIOSを触るときは「自分のモデルを正確に把握する」「正しい情報を集める」「自己責任で実行する」 の3つが非常に重要です。
とはいえ、適切に設定すれば、電源自動起動や仮想化機能の有効化、パフォーマンス調整など、Mini PCの可能性をぐっと広げられます。
まずは基本の進入キー「DEL」から始めて、自分の目的に合った設定を一つずつ試してみてください。
もしBIOSアップデートを検討するなら、必ず最新の情報を複数のソースで確認してから実行するようにしましょう。外部ファイルの適用には特に注意が必要です。
GMKtec Mini PCをより便利に、より自分好みに使いこなすための第一歩として、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
本記事の情報は2026年6月時点のものです。価格や仕様、BIOSバージョンなどは予告なく変更される場合があります。最新情報は公式サイトや各販売ページでご確認ください。BIOSの設定やアップデートは自己責任で行ってください。

コメント