GMKtecのMini PCを手に入れたものの、BIOS画面に入れずに困っていませんか?
「ESCキーを押しているのに反応しない」「Delキーを連打しても設定画面が出てこない」——そんな悩みはよく聞かれます。
この記事では、GMKtec製Mini PCのBIOS起動方法をモデル別に解説するとともに、BIOSに入れない場合の対処法や、設定変更時の注意点までしっかりお伝えします。
GMKtecのBIOS起動前に知っておきたいこと
まず最初に、情報収集の際に気をつけてほしいポイントがあります。
GMKtecの公式サイトは https://www.gmktec.com/ と https://de.gmktec.com/ の2つだけです。GMKtecを名乗る他のサイトは偽物または非正規販売店の可能性が高いため、BIOSアップデートファイルなどを探すときは特に注意してください。
また、GMKtecのBIOSは多くのモデルで「American Megatrends(AMI)」社製のUEFIファームウェアを採用しています。これは一般的なマザーボードメーカーと同じベースなので、操作感は他のPCと大きく変わりません。
GMKtecのBIOS起動方法
GMKtecのMini PCでBIOS(正確にはUEFI設定画面)を起動する方法は、基本的に他のPCと同じです。
起動時のキー操作
電源投入後、すぐに特定のキーを連打することでBIOS設定画面に入れます。
GMKtec製品でよく使われるキーは以下のとおりです。
- Delete(Del)キー … 多くのモデルで標準
- ESCキー … NucBox M7やK6など一部モデルで有効
- F7キー … モデルによってはこちらも有効
ただし、どのキーが正解かはモデルやBIOSバージョンによって異なります。同じ型番でも製造ロットで変わる可能性があるため、複数のキーを試すのが確実です。
具体的な操作手順はこうです。
- PCの電源を切った状態からスタート
- 電源ボタンを押す
- 画面にメーカーロゴが表示されたら、すぐにキーを連打する
- BIOS設定画面が表示されたら成功
キーを押すタイミングが重要です。Windowsの読み込み画面が表示されてからでは遅いので、電源投入直後から連打を始めてください。
WindowsからBIOSを起動する方法
起動時のキー操作がうまくいかない場合、Windowsの設定画面からBIOSを起動する方法もあります。
- Windowsの「設定」を開く
- 「システム」→「回復」を選択
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
- 再起動後のブルー画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」→「再起動」を選択
この方法なら、キー操作に頼らずにBIOS設定画面に入れます。
モデル別のBIOS情報
GMKtecの主なモデルで確認されているBIOS情報をまとめました。
1. GMKtec NucBox G2
Intel N100プロセッサを搭載したエントリーモデルです。
Geekbenchのベンチマークデータによると、このモデルのBIOSは「American Megatrends International, LLC. ANB02_GMK」というバージョンであることが確認されています。
低消費電力でコンパクトなのが特徴で、オフィスワークや軽量なタスク向けに最適です。ゲーミングや重い処理には向いていません。
2. GMKtec NucBox M7
NucBoxシリーズのミドルモデルにあたります。OSはWindows 11 Pro 24H2が搭載されていることが確認されています。
BIOS進入については、Delキーで入れるとの情報がある一方、ESCキーを使ってもうまくいかないケースが報告されています。
向いている人:汎用的なMini PCを探しているユーザー
向いていない人:特にありませんが、BIOS進入で少し手間取る可能性があります
3. GMKtec K6
高性能なKシリーズのモデルです。こちらもESCキーやF7キーが効かないケースがあると報告されています。
特に注目すべきは、ワイヤレスキーボード(2.4GHz接続やBluetooth)ではBIOS進入が難しいという点です。一部のユーザーからは「有線接続のキーボードに変えたらESCキーが効くようになった」との声が上がっています。
向いている人:パワーユーザーやゲーマー
向いていない人:特にありませんが、トラブルシュートに慣れている方が安心です
4. GMKtec K12
Ryzen 7 H 255プロセッサを搭載した高性能モデルです。
フォーラムでの報告によると、BIOSバージョンは「NucBox_K12 1.07(2025年12月8日)」で、AMI Aptio 5をベースとしています。
このモデルではBIOSアップデートが存在し、アップデート後にIGPU(内蔵グラフィックス)やオーディオデバイスの動作が改善したとの報告があります。
向いている人:ゲーミングやクリエイティブワークを行うユーザー
向いていない人:特になし
5. GMKtec EVO-X1
GMKtecの最上位モデルで、AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサとRadeon 890M(RDNA 3.5)GPUを搭載しています。
このモデルではOCuLINKポートを備えており、BIOSでTDP(CPUの消費電力・発熱量の指標)調整が可能とされています。
向いている人:ハイエンドゲーマーやAI処理を行うユーザー
向いていない人:予算が限られているユーザー
関連モデル:GMKtec G3 Plus
エントリーモデルとしてNucBox G2と併せて検討されることが多い製品です。BIOS設定についても同様の手順で操作できると考えられます。
BIOSに入れない場合のトラブルシューティング
キー操作を試してもBIOSに入れない場合、以下のポイントを確認してみてください。
キーボードの接続方法を見直す
特にK6などで報告されているのが、ワイヤレスキーボードはBIOS起動時に認識されにくいという問題です。
BIOSはOSが起動する前の段階で動作するため、ワイヤレス接続のドライバがまだ読み込まれていないことがあります。有線USBキーボードを用意して試すのが最も確実な対処法です。
Fast Bootの影響を疑う
一部のモデルではBIOS内にFast Boot(高速起動)メニューがない場合があると報告されています。Fast Bootが有効だと、起動時のキー入力を受け付けない期間が短くなるため、BIOSに入りづらくなります。
この場合は、前述のWindowsからの起動方法を試してみてください。
USBポートを変えてみる
キーボードをUSBポートに挿している場合、特定のポートが起動時に認識されないことがあります。別のUSBポート(特に背面のポート)に差し替えて試してみましょう。
BIOS設定変更時の注意点
BIOS設定を変更する際は、以下の点に気をつけてください。
- 誤った設定変更はPCが起動しなくなる原因になります。特に、CPUやメモリの設定を変更する場合は慎重に行いましょう。
- セキュアブート(Secure Boot)を無効にすると、OSの再インストールがスムーズになる場合がありますが、セキュリティレベルは低下します。
- BIOSアップデートはリスクを伴う作業です。特に、非公式な方法で入手したファイルを使用する場合は、自己責任で行う必要があります。
BIOSアップデートについての実態
GMKtecのBIOSアップデートについて、いくつかの情報があります。
一部のユーザーからは、BIOS/UEFIファームウェアアップデートが公式サイトではなくGoogle Driveでのみ入手可能との報告がなされています。これは公式発表ではなくユーザーからの情報ですが、複数の情報源で同様の報告が確認されています。
公式サイトでは明確なBIOSアップデートの提供方法が案内されていないのが現状です。そのため、アップデートファイルを入手した場合でも、公式情報で安全性を確認できない限りは慎重に対応することをおすすめします。
よくある質問
Q: GMKtecのBIOSに入るキーは何ですか?
A: モデルによって異なりますが、Delete(Del)キー、ESCキー、F7キーのいずれかが一般的です。どのキーが正解かはモデルやBIOSバージョンによって変わるため、複数のキーを試してみてください。
Q: ESCやDELを押しても反応しません。
A: キーボードの接続方法を見直してください。特にワイヤレスキーボードでは認識されないことがあります。有線USBキーボードを試すか、Windowsの回復オプションからUEFIファームウェア設定を選択して再起動する方法をお試しください。
Q: BIOSアップデートはどこで入手できますか?
A: 現時点では公式サイトでの明確な案内は確認できていません。一部でGoogle Drive経由での提供が報告されていますが、公式情報ではないため、入手する際は十分に注意してください。
Q: Fast Bootを無効にしたいのですが、メニューが見つかりません。
A: 一部のGMKtecモデルではBIOS内にFast Bootメニューがない場合があると報告されています。その場合はWindowsの設定からBIOSを起動する方法を試してみてください。
まとめ
GMKtec Mini PCのBIOS起動は、モデルによって最適なキーが異なりますが、基本的な考え方は他のPCと同じです。
- 起動直後にDelete(Del)キー、ESCキー、F7キーを連打して試す
- ワイヤレスキーボードで反応しない場合は有線キーボードを試す
- どうしても入れない場合はWindowsの回復オプションからアクセスする
- BIOS設定変更はリスクを伴う作業であることを理解しておく
BIOS設定はPCの動作に直結する重要な操作です。この記事で紹介した情報を参考にしながら、ご自身の目的に合った設定を安全に進めてください。


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