GMKtecのミニPCを手に取ったものの、「これからどうやって設定すればいいんだろう?」と少し不安になっていませんか?
パソコンの初期設定は、何度もやっている人でも緊張するもの。特に、ミニPCはモデルによってOSが入っているかどうかや、同梱品が異なることもあります。
この記事では、GMKtecミニPCの初期設定を、モデルごとの特徴や注意点も含めて、できるだけスムーズに進めるための手順を解説します。購入後に「これってどうするんだっけ?」となったときにも、ぜひ戻ってきて確認してみてください。
GMKtecのミニPCを開封したら最初にやること
電源を入れる前に、まずは箱を開けて中身を確認しましょう。GMKtecのミニPCには、一般的に以下のようなものが同梱されています。
- PC本体
- ACアダプター(電源)
- HDMIケーブル
- VESAマウント(モニターの背面に取り付ける金具)
- ユーザーマニュアル
- 保証書
モデルによってはこれらが異なる場合もありますが、基本的な構成は同じです。特にACアダプターとHDMIケーブルは初期設定に必須なので、まずはこれらが揃っているか確認してください。
初期設定の前に知っておきたいモデルの違い
GMKtecのミニPCを初期設定する前に、まず自分の手元にあるモデルがどのタイプなのかを把握しておくことが大切です。大きく分けて、以下の3パターンがあります。
- Windowsプリインストールモデル
- ベアボーンモデル(OS・RAM・SSDなし)
- Linux(Ubuntu)プリインストールモデル
特にベアボーンモデルを購入した場合は、この後の手順が大きく変わります。もし「No RAM」「No Storage」といった表記を見かけたら、そのモデルは自分でRAM(メモリ)とSSD(ストレージ)を用意し、さらにOSをインストールする必要があります。
逆に、Windows 11 Proがプリインストールされているモデルなら、アクティベーションも済んでいる状態で届くので、比較的スムーズに進められます。
GMKtecミニPCの初期設定基本手順(Windowsプリインストールモデル)
それでは、一般的なWindowsプリインストールモデルでの初期設定手順をステップごとに見ていきましょう。
周辺機器を接続する
まずは、以下のものを本体に接続します。
- ディスプレイ(HDMIケーブルで接続)
- キーボード(できればUSB有線タイプ)
- マウス(できればUSB有線タイプ)
ここで一つ、とても大事なポイントがあります。それは、初期設定ではBluetooth機器を使わないほうが無難だということです。Windowsのセットアップが完了するまでは、Bluetoothが有効になっていないことがほとんどです。もしワイヤレスのBluetoothキーボードしか持っていないと、ユーザー名やパスワードを入力する段階で詰んでしまう可能性があります。
もし有線のキーボードが手元にない場合は、Windowsに標準搭載されている「スクリーンキーボード」を活用しましょう。マウス操作で文字入力ができるので、急場をしのげます。
電源を入れてWindowsをセットアップする
周辺機器の接続が完了したら、ACアダプターを本体とコンセントに差し込み、電源ボタンを押します。
電源が入ると、Windows 11のセットアップ画面(OOBE:Out Of Box Experience)が表示されます。ここからは画面の指示に従って設定を進めていきます。
特に迷いやすいポイントをいくつか解説します。
まず、ネットワーク接続です。Wi-Fiや有線LANを接続するかどうか聞かれますが、ここであえて「インターネットに接続しない」を選ぶのも一つの手です。というのも、初期設定時にネットワークに接続してしまうと、大量のWindows Updateが自動で始まってしまい、設定完了までに非常に時間がかかることがあるからです。
GMKtecの一部モデル(M5 Plusなど)では、本体に「初期起動時はネットワーク接続をしないでください」と注意書きが貼られていることもあります。もしネットワークに接続せずに進められる場合は、オフラインでアカウント設定まで済ませてしまいましょう。
ただし、Windows 11の仕様として、エディションによってはネットワーク接続が必須の場合もあります。その場合は、素直に接続して進めてください。
次に、ユーザーアカウントの作成です。ここで入力するユーザー名やパスワードは、これからこのPCを使ううえでの大切な情報になります。スクリーンキーボードを使う場合は、マウスで一つひとつ文字をクリックして入力していきます。
ドライバとWindows Updateを適用する
アカウント設定が終わり、デスクトップが表示されたら、次はドライバの適用とWindows Updateです。
- Windows Updateを実行する
- 各デバイスのドライバが正しく認識されているか確認する
特にグラフィックドライバやネットワークドライバは、快適に使うために重要です。このタイミングでまとめてアップデートしておくと、後々のトラブルを防げます。ただ、この作業には時間がかかることもあるので、余裕を持って取り組みましょう。
日本語環境とキーボードレイアウトを確認する
プリインストールされているWindowsが英語版だった場合や、キーボードレイアウトが英語になっている場合があります。もし日本語入力ができない場合は、設定アプリから「言語と地域」を開いて、日本語の言語パックを追加し、キーボードレイアウトを日本語(106/109キーボード)に変更してください。
モデル別の注意点
ここからは、特に注意が必要なモデルについて、その特徴と初期設定時のポイントを解説します。
1. GMKtec NucBox G3
エントリーモデルとして人気のNucBox G3は、Windows 11 Proがプリインストールされた状態で届くことが多いです。同梱品も標準的で、基本的な手順通りに設定すれば特に問題なく進められます。
ただ、性能はあくまでエントリークラスです。オフィスワークや動画視聴、軽いWebブラウジングが中心の用途に向いています。ゲームや動画編集をメインで考えている人には物足りないかもしれません。
2. GMKtec M6 Ultra
AMDのRyzen 5 7640HSを搭載した高性能モデルです。USB4ポートやトリプル8K表示に対応しているなど、拡張性の高さが特徴です。
ただし、このモデルには「ベアボーン(No RAM/No Storage)」オプションが存在します。もしベアボーンを購入した場合は、以下のものを別途用意する必要があります。
- RAM(DDR5メモリ)
- SSD(M.2 NVMe)
- Windows 11のインストールメディア(USBメモリなど)
これらの部品を自分で取り付け、OSをクリーンインストールする必要があります。PCの組み立てやOSインストールに自信がない初心者の方は、あらかじめ「Windowsプリインストールモデル」を選ぶほうが安心です。
3. GMKtec NucBox G9
このモデルは少し特殊で、Ubuntu 24.10がプリインストールされています。Linux環境を最初から使いたい人や、NAS用途としての活用を考えている人に向いています。
ただ、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
- Ubuntu 24.10のサポート期限が短い(2025年7月まで)こと
- デフォルトユーザーのパスワードがマニュアルに記載されており、セキュリティ上好ましくないこと
- リカバリイメージと出荷イメージが同一でない可能性があること
もしこのモデルを購入したら、最初の段階でデフォルトユーザーを削除し、自分用の新しいアカウントを作成することを強くおすすめします。また、日本語環境で使いたい場合は、地域と言語設定、タイムゾーン、日本語キーボードレイアウトの変更なども初期設定時に行いましょう。
4. GMKtec EVO-X2
EVO-X2には、GMKtec製のAIツールがデスクトップにショートカットとしてプリインストールされています。
気になるのはその容量で、なんと約70GBものストレージを占有することがあるという情報があります。もしストレージ容量を少しでも節約したい場合や、AI機能を使う予定がない場合は、このツールをアンインストールするのも一つの選択肢です。
そのほかの初期設定は、一般的なWindowsモデルと同じ手順で問題なく進められます。
5. GMKtec M5 Plus
M5 Plusも標準的なWindowsプリインストールモデルです。他のモデルと同様に、周辺機器の接続からWindowsセットアップへと進めていきます。
先ほども触れたように、このモデルには「初期起動時はネットワーク接続をしない」という本体の注意書きがある場合があります。これを守るだけでも、アップデート待ちで時間をロスするリスクを減らせます。
実際の体験談では、有線キーボードなしでスクリーンキーボードを駆使して設定を進めた場合、完了までに約40分程度かかったという報告もあります。あくまで参考ですが、時間には余裕を持って作業に取り組んでください。
ベアボーンモデルを購入した場合のOSインストール手順
もしベアボーンモデル(例:GMKtec M6 Ultra)を購入した場合は、OSのインストールから始める必要があります。
大まかな流れは以下のとおりです。
- 別途用意したRAMとSSDを本体に取り付ける
- MicrosoftのMedia Creation Toolを使ってWindows 11のインストールUSBを作成する
- USBメモリを本体に挿し、電源を入れる
- BIOS(UEFI)を起動し(起動時にF2キーを連打)、USBからの起動順序を最優先に変更する
- Windows 11のインストーラーを起動し、パーティションを削除して新規作成するカスタムインストールを実行する
- インストール完了後、ドライバを適用してセットアップを完了させる
特にパーティション操作の部分は慎重に進める必要があります。もし「ここはちょっと不安だな」と感じるなら、無理せず詳しい人に手伝ってもらうか、最初からプリインストールモデルを選ぶほうが確実です。
GMKtecミニPCの初期設定に関するよくある疑問
ここでは、GMKtecミニPCの初期設定でよく聞かれる疑問をいくつか解消しておきます。
Q. OSが入っていないモデルを買ってしまったけど、どうすればいい?
A. ベアボーンモデルを購入した場合は、OSのインストールが必要です。RAMとSSDを別途用意し、WindowsやUbuntuなどのOSを自分で導入しましょう。どうしても不安な場合は、PCショップなどでインストール代行サービスを利用するのも一つの方法です。
Q. Bluetoothのキーボードとマウスが反応しない!
A. Windowsの初期設定段階では、Bluetoothが有効になっていないことがほとんどです。有線のUSBキーボード・マウスを用意するか、スクリーンキーボードを利用して設定を進めてください。設定完了後、Windows上でBluetoothを有効にすれば、ワイヤレス機器も使えるようになります。
Q. 初期設定にどれくらい時間がかかるの?
A. 目安としては、ネットワークに接続せずに進めた場合で約30〜40分程度です。ただし、Windows Updateが大量に適用される場合はそれ以上かかることもあります。時間に余裕を持って作業を始めることをおすすめします。
Q. ネットワークは最初に接続したほうがいい?
A. モデルによっては「接続しないで」と本体に明記されているものもあります。接続するとアップデートで時間がかかるため、オフラインで進められるならそのほうがスムーズです。どうしても接続が必要な場合は、仕方なく接続して進めてください。
初期設定を終えたあとにやっておきたいこと
初期設定がひと通り終わったら、以下の作業も合わせてやっておくと、より快適に使い始められます。
- 不要なプリインストールアプリの削除(EVO-X2のAIツールなど)
- セキュリティソフトの導入と設定
- ファイル名拡張子や隠しファイルの表示設定(Windowsのカスタマイズ)
- システムのバックアップや復元ポイントの作成
特に、プリインストールされているアプリの中には、自分には必要ないものも多いはずです。不要なものはこのタイミングで削除して、ストレージ容量を確保しておきましょう。
GMKtecミニPCの初期設定はモデルの特徴を理解してから始めよう
GMKtecのミニPCは、コンパクトながら高性能で、使い方次第で様々なシーンに活躍する便利なマシンです。初期設定自体はそこまで複雑ではありませんが、モデルによって「OSが入っているか」「どんな周辺機器が同梱されているか」が異なるので、最初に自分のモデルを正しく把握しておくことが大切です。
この記事で紹介したポイントを押さえておけば、きっとスムーズに初期設定を進められるはずです。もし途中で詰まったら、慌てずにマニュアルを確認したり、もう一度この記事を読み返したりしてみてください。
さあ、あなたのGMKtecミニPCが、快適なデジタルライフの相棒になりますように。


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