NiPoGiのミニPCを購入したものの、「最初にOSをクリーンインストールしたほうがいいって聞くけど、どうやるの?」と疑問に思っていませんか?
この記事では、NiPoGiミニPCをクリーンインストールする具体的な手順と、作業前に知っておくべき注意点をまとめました。ライセンス認証やドライバのトラブルを避けるためのポイントも解説します。
NiPoGiミニPCでクリーンインストールが必要とされる理由
NiPoGiに限らず、Amazonなどで販売されている格安ミニPCは、初期状態でOSがインストールされて届くことがほとんどです。
便利な反面、こうした製品では以下のような理由から「最初にクリーンインストールをしたほうがいい」とアドバイスされることがあります。
- 初期OSに余計なソフトウェアが含まれている可能性がある
- セキュリティ面で不安を感じるユーザーが多い
- キーボード配列がUS仕様のまま届き、日本語配列に変更したい
- 余計なドライバや設定が入っていることで動作が不安定になる場合がある
実際に、NiPoGiユーザーからも「初期状態でいろいろなソフトが入っていて気になった」という声が複数確認されています。すべての製品に問題があるわけではありませんが、自身でクリーンな環境を構築したいと考える人は少なくありません。
クリーンインストール前に準備しておくこと
クリーンインストールを始める前に、いくつか準備しておくべきことがあります。
ドライバを事前にダウンロードしておく
クリーンインストール後に最もよく発生するトラブルが「Wi-Fiが使えない」「ディスプレイの解像度が合わない」といったドライバ関連の問題です。
NiPoGi公式サイト(https://www.nipogi.com/)では製品ごとにドライバが提供されている場合があります。モデル名を確認したうえで、Wi-Fiドライバやグラフィックドライバ、LANドライバなどを事前にUSBメモリに保存しておきましょう。
Windowsのインストールメディアを作成する
Microsoft公式サイトから「Windows インストールメディア作成ツール」をダウンロードし、8GB以上のUSBメモリを使ってインストールUSBを作成します。
このとき、インストールするエディション(Windows 11 Home / Proなど)は、元々NiPoGiミニPCに搭載されていたエディションと同じものを選ぶのが基本です。異なるエディションを選ぶとライセンス認証が通らない場合があります。
プロダクトキーを確認しておく
NiPoGiミニPCの多くは、本体にWindowsのプロダクトキーが貼り付けられているか、BIOSにライセンス情報が組み込まれています。特に貼り紙がない場合は、デバイスに組み込まれたデジタルライセンスで認証されるタイプです。
ただし、このライセンスには注意点があるため、次のセクションで詳しく説明します。
ライセンス認証の注意点(もっとも重要なポイント)
NiPoGiミニPCをクリーンインストールする際、もっとも注意すべきポイントが「Windowsライセンス」です。
複数の購入者レビューやユーザー体験談では、NiPoGiミニPCに搭載されているWindowsが「ボリュームライセンス(VL版)」ではないかと報告されています。これはMicrosoftが法人向けに提供するライセンス形態で、通常の個人向けWindowsとは認証の仕組みが異なります。
VL版の特徴として、以下の点が挙げられます。
- 一般のリテール版やOEM版とは異なる認証チャネルを使う
- クリーンインストール時に認証が通りにくい場合がある
- 認証に成功しても、ライセンスの種類がリテール版に変わるわけではない
実際のユーザーからは「クリーンインストール後にライセンス認証が通らず、元の状態に戻した」という報告も見られます。これは、通常のWindowsインストールメディアではVL版の認証が正しく動作しない可能性があるためです。
この点は公式情報として確認されたわけではなく、あくまでユーザー間の報告である点に注意してください。しかし、NiPoGiを含む多くの格安ミニPCで同様の報告が複数あるため、クリーンインストールを検討する際は認識しておくべきリスクのひとつです。
なお、クリーンインストール後に認証が通らない場合、元の状態に戻す以外の方法は基本的にありません。そのため、作業を始める前に「認証が通らなくても問題ないか」を自分に問いかけておくことが大切です。
NiPoGiミニPCをクリーンインストールする手順
ここからは、実際のクリーンインストール手順を解説します。作業は自己責任で行ってください。
BIOSからUSB起動する
- 作成したインストールUSBをNiPoGiミニPCに挿入する
- パソコンを起動し、起動直後にBIOS(UEFI)設定画面に入る
- 起動順序(Boot Order)を変更し、USBメモリを最優先にする
- 設定を保存して再起動する
Windowsのインストールを進める
USBからの起動に成功したら、画面の指示に従ってインストールを進めます。
- 言語やキーボード配列を選択する(日本語環境で使う場合は「日本語」を選びます)
- 「インストールする」をクリック
- プロダクトキーの入力画面が表示されたら、ライセンスがデジタル認証の場合は「プロダクトキーがない」を選択する
- インストールするエディションを選ぶ(元々搭載されていたエディションと同じものを選んでください)
- インストールの種類で「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選ぶ
- パーティションを削除して未割り当ての状態にしてから、新しくインストール先を選択する
- インストールを開始する
インストール後のドライバ適用
インストール完了後、先ほどUSBメモリに保存しておいたドライバを適用します。特にWi-Fiドライバが適用されるまではインターネットに接続できない可能性があるため、事前に保存しておくことが重要です。
ライセンス認証の確認
インストール後、設定アプリから「ライセンス認証」の状態を確認します。認証が通っていれば問題なく使えます。通らない場合は、先述のリスクが現れた形です。
なお、コマンドプロンプトで slmgr -dli と入力すると、現在のライセンス状態を確認できます。このコマンドでライセンスの種類が表示されるため、気になる方はチェックしてみてください。
クリーンインストール前に検討すべき代替案
クリーンインストールに不安を感じる場合、以下の代替案を検討してもいいでしょう。
- 不要なアプリを手動でアンインストールするだけにする
- システムのリセット機能を使う(設定から「このPCをリセット」を実行する)
- 工場出荷状態に戻せるように、元のドライバや設定をバックアップしてから作業する
クリーンインストールは確かに効果的な方法ですが、それによって生じるリスクも理解したうえで判断することが大切です。
よくある質問とトラブルシューティング
Q. クリーンインストール後にWi-Fiが使えません
A. これは非常によくあるケースです。Wi-FiドライバがWindowsに標準で含まれていない可能性があります。事前にダウンロードしたドライバをUSBメモリからインストールするか、有線LANで一時的に接続してドライバを入手してください。
Q. インストール中に「プロダクトキーを入力してください」と表示される
A. デジタルライセンスが本体に組み込まれている場合は「プロダクトキーがない」を選んで先に進みます。インストール後に自動で認証される場合があります。
Q. ライセンス認証がどうしても通りません
A. これがもっとも難しい問題です。前述のVL版の可能性がある場合は、通常の方法では認証が通らないこともあります。その場合は、元の状態に戻すか、サポートに問い合わせることを検討してください。
Q. キーボード配列がUSのままで使いにくい
A. クリーンインストール時に言語設定で「日本語 – Microsoft IME」を選び、キーボード配列も「日本語キーボード」に変更することで解決できます。
NiPoGiミニPCでクリーンインストールを成功させるためのポイント
ここまでの内容を踏まえ、NiPoGiミニPCのクリーンインストールを成功させるためのポイントをまとめます。
- 何よりも事前準備が重要です。特にドライバのバックアップは必ず行いましょう
- ライセンス認証が通らないリスクを理解したうえで作業を始めてください
- インストールするエディションは元のOSと同じものを選びましょう
- 公式サイトで自モデルの情報を確認する習慣をつけましょう
- どうしても不安な場合は、クリーンインストール以外の方法も検討しましょう
NiPoGiミニPCはコストパフォーマンスに優れた製品ですが、そのぶんユーザー自身で設定や管理を行う部分も多いのが実情です。クリーンインストールはその代表的な例といえるでしょう。
作業にはリスクが伴いますが、準備をしっかり行えば十分にチャレンジできる内容です。この記事が、あなたのNiPoGiミニPCライフの参考になれば幸いです。
なお、価格や仕様、ライセンスの取り扱いなどは変更される場合があります。作業を始める前に、必ずNiPoGi公式サイトや販売ページで最新情報を確認することをおすすめします。

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