「i-class ミニpc」って、どんな製品なんだろう?
デスク周りをスッキリさせたいけど、性能はしっかりほしい。そんなふうに考えてこのキーワードで検索したなら、あなたはきっと「コンパクトだけどちゃんと使えるPC」を探しているはずです。
この記事では、iiyama PCのI-Classシリーズについて、2つの異なるシリーズの特徴やスペック、どちらを選べばいいのかを整理して紹介します。ミニPC選びで迷っている方の判断材料になるよう、公式情報をもとに解説していきます。
I-Classシリーズとは?まずは全体像を把握しよう
iiyama PCのI-Classシリーズは、省スペース設計が特徴のミニPCです。パソコン工房やグッドウィルが運営する「iiyama PC」ブランドから販売されており、BTO(受注後生産方式)に対応しているのがポイント。メモリやストレージを自分の用途に合わせてカスタマイズできます。
このシリーズを調べるときに、まず押さえておきたいのは、大きく分けて2つのシリーズが存在するということです。
- 省電力モバイルCPU搭載モデル(2025年2月発売)
- 高性能デスクトップCPU搭載モデル「I-Class Multi」(2023年10月発売)
一見するとどちらも「小型PC」ですが、搭載するCPUやサイズ、向いている用途がまったく異なります。この2つを混同してしまうと、自分に合わないモデルを選んでしまうかもしれません。ここからは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
I-Class モバイルCPU搭載モデル(2025年2月発売)
2025年2月に発売されたこちらのモデルは、とにかくコンパクトさが魅力のミニPCです。
特徴とスペック
手のひらに乗るほどの小ささが特徴で、筐体サイズは約43.9(H) x 139.9(W) x 129.9(D) mm。これだけ小さいと、デスクの上はもちろん、モニターの背面に取り付けて“ほぼ見えない”環境を構築することも可能です。
搭載CPUは第12世代インテル Coreプロセッサー(モバイル向け)で、i3-1215Uやi5-1235Uなどが選べます。グラフィックスはインテル UHD GraphicsまたはIris Xe Graphicsを搭載。メモリはDDR5に対応しており、Thunderbolt 4ポートも備えているのが特徴です。Wi-Fi 6Eにも対応しているので、無線環境での通信も快適です。
本体カラーはブラックとホワイトの2色が用意されています。
メリット
最大のメリットは、省電力で発熱・騒音が少ないこと。モバイル向けCPUを採用しているため、消費電力が抑えられ、ファンが回っても静かです。オフィスやリビングなど、人のいる場所で使っても気になりにくいでしょう。
また、設置場所を選ばないサイズ感も大きな魅力です。狭いデスクや限られたスペースでも、余裕をもって設置できます。
デメリット
デスクトップ向けCPUと比べると、処理性能はどうしても劣ります。特に、動画編集や3Dゲームなどの高負荷な作業には向いていません。あくまで「一般的なPC作業」を快適に行うための製品だと理解しておきましょう。
また、メモリはデュアルチャネル構成(2枚挿し)にすることで内蔵グラフィックスの性能が上がるため、購入時にはこの点を意識してカスタマイズすることをおすすめします。
こんな人に向いています
- デスクスペースを極力減らしたい人
- Web閲覧やOffice作業、動画視聴が主な用途の人
- 静音性を重視する人
- シンプルでスッキリしたデスク環境を好む人
こんな人には向いていません
- 高負荷なゲームをプレイしたい人
- 動画編集や3Dレンダリングなどのクリエイティブ作業を頻繁に行う人
- 将来的にグラフィックボードを増設したいと考えている人
価格はCore i5モデルで84,800円〜(標準構成)となっていますが、BTOによるカスタマイズ内容によって変動します。購入の際は公式サイトで最新の価格を確認してください。
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I-Class Multi デスクトップCPU搭載モデル(2023年10月発売)
続いては、コンパクトながらパワーを求める人向けのI-Class Multiです。
特徴とスペック
I-Class Multiは、約1.92Lの筐体にデスクトップ向けの第13/14世代インテル Coreプロセッサーを搭載した高性能モデルです。筐体サイズは80(H) x 155(W) x 155(D) mmで、モバイルCPU搭載モデルよりは一回り大きくなりますが、それでも一般的なデスクトップPCと比べると圧倒的にコンパクトです。
最大4画面同時出力に対応しており、2.5GbE有線LANも搭載。メモリはDDR4-3200 S.O.DIMMで、最大64GBまで拡張可能です。
メリット
何と言っても、コンパクトながら高い処理能力を持つ点が最大の魅力です。デスクトップ向けCPUを搭載しているため、モバイルCPUモデルと比べて明らかにパワフル。ライトゲーミングや動画編集、デザイン作業など、ある程度の処理能力が必要な作業にも対応できます。
また、拡張性が高いのもメリットです。メモリやストレージの増設が比較的容易で、M.2 SSDや2.5インチドライブの交換・増設も行えます。マルチディスプレイ環境を構築したい人にもぴったりです。
デメリット
高性能な分、高負荷時にはファン騒音が発生する可能性があります。アイドル時は非常に静かですが、ベンチマークテストやゲームプレイ中は音が大きくなるというレビューも見られます。静音性を最優先する人は注意が必要です。
また、無線LANは標準搭載ではなくオプションとなる点も確認しておきましょう。Wi-Fi環境で使いたい場合は、カスタマイズ時に追加する必要があります。
こんな人に向いています
- 小型でありながらパワーを求める人
- 複数モニターを使用して作業したい人
- ライトゲーミングやクリエイティブ作業をする人
- デスク周りをスッキリさせたいが、性能は妥協したくない人
こんな人には向いていません
- 極限まで静音性を求める人
- 最新のDDR5メモリやThunderbolt 4が必要な人
- より小型のPCがどうしても必要な人
価格はCore i3モデルで87,800円〜(2023年11月時点の情報)でしたが、現在は変動している可能性があります。こちらも公式サイトで最新価格を確認するようにしてください。
I-ClassとI-Class Multi、どっちを選べばいい?
ここまで2つのシリーズを見てきましたが、結局どちらを選べばいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。ここで、判断のポイントを整理します。
違いをひと目で比較
| 比較項目 | I-Class(モバイルCPU) | I-Class Multi(デスクトップCPU) |
|---|---|---|
| 搭載CPU | 第12世代モバイル向け | 第13/14世代デスクトップ向け |
| 消費電力 | 低い | 高い |
| 本体サイズ | 約43.9×139.9×129.9mm | 80×155×155mm |
| メモリ規格 | DDR5 | DDR4 |
| Thunderbolt 4 | 搭載 | 非搭載 |
| 無線LAN | 標準搭載(Wi-Fi 6E) | オプション |
| 主な用途 | 事務作業・Web・動画視聴 | ゲーム・動画編集・デザイン |
選び方のポイント
「とにかく小さくて静かなPCが欲しい」というなら、モバイルCPU搭載のI-Classが有力な選択肢です。Thunderbolt 4やWi-Fi 6Eといった最新インターフェイスも備わっており、将来の拡張性も考慮されています。一般的なビジネス用途や家庭での利用には十分すぎる性能です。
一方、「コンパクトだけど、ある程度パワーが欲しい」というなら、I-Class Multiを検討しましょう。デスクトップ向けCPUの処理能力は、動画編集や複数アプリの同時起動などで明確な差が出ます。「小型PC=非力」というイメージを覆す製品です。
決める際には、自分がPCに求める「作業の重さ」を基準にすると選びやすくなります。Web閲覧やメール、Office作業がメインならI-Class。写真編集やプログラミング、マルチモニター環境での作業が多いならI-Class Multi。このように、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
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I-Classシリーズ共通の特徴
最後に、両シリーズに共通する特徴も押さえておきましょう。
BTOカスタマイズに対応
どちらのシリーズもBTOに対応しており、メモリ容量やストレージの種類・容量、OSの有無などを自分の好みに合わせて選べます。自分にとって必要なスペックを取捨選択できるので、無駄なくコストを抑えられるのも魅力です。
VESAマウントに対応
オプションのVESAマウンターを使用すれば、対応しているモニターの背面に本体を取り付けることができます。デスク上にPCを置くスペースがない場合や、より一層スッキリさせたい場合に便利です。
グリーン購入法適合
特定モデルではグリーン購入法に適合しており、環境への配慮もされています。導入を検討する企業にとっても安心できるポイントでしょう。
よくある疑問
Q. I-Classでゲームはできますか?
モバイルCPU搭載モデルでは、軽いブラウザゲームや2Dゲーム程度であれば動作が可能です。ただし、3Dゲームや高グラフィックのタイトルを快適にプレイしたい場合は、I-Class MultiのデスクトップCPU搭載モデルを選ぶ方が無難です。
Q. メモリはデュアルチャネルにしたほうがいい?
はい。特に内蔵グラフィックスを使用する場合は、デュアルチャネル構成(メモリを2枚挿し)にすることでグラフィックス性能が向上します。BTOでカスタマイズする際は、ぜひ意識してみてください。
Q. 静音性はどちらが高いですか?
アイドル時はどちらも静かですが、高負荷時にはI-Class Multiの方がファン音が大きくなる傾向があります。静音性を最優先するなら、モバイルCPU搭載モデルがおすすめです。
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まとめ:あなたに合ったI-Classを見つけよう
iiyama PCのI-Classシリーズは、「省スペース」という共通の価値を持ちながら、用途によって選べる2つのラインアップが用意されているのが特徴です。
- 静かでコンパクト、一般的なPC作業が中心なら「I-Class(モバイルCPUモデル)」
- パワーも欲しい、マルチディスプレイやクリエイティブ作業も視野に入れるなら「I-Class Multi」
どちらを選んでも、デスク周りはスッキリ。あとは、自分がどんな作業をしたいか、どんな環境で使うかをイメージしながら、ぴったりの一台を見つけてみてください。
気になるモデルが見つかったら、パソコン工房の公式サイトでBTOカスタマイズの内容をチェックしてみましょう。自分だけの一台を組み立てるのも、ミニPC選びの醍醐味です。









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