Windows 10搭載ミニPCはまだ買える?まず知っておきたいこと
デスク周りをスッキリさせたいけど、ちゃんとしたPCが欲しい。そんなときに候補に上がるのがミニPCですよね。とくに「ミニPC Windows 10」と検索する方は、まだ使い慣れたWindows 10がいい、あるいはWindows 11にはまだ移行しきれていないという方が多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Windows 10がプリインストールされた現行のミニPCは、2026年6月時点でも一部のモデルが販売されています。
ただし、ここで一つだけ大きな注意点があります。それは、Windows 10のメインストリームサポートが2025年10月に終了しているということです。
つまり、今Windows 10搭載のミニPCを買うことは「すぐに使えるPCを手に入れる」というメリットがある一方で、「将来的にどうするか」を自分で考えなければならないということでもあります。
この記事では、現役で購入できるWindows 10搭載ミニPCのモデルを紹介しながら、今買う場合の判断材料を整理していきます。
今、Windows 10搭載ミニPCを選ぶときに確認すべき3つのポイント
Windows 10のミニPCを選ぶとき、単に「Windows 10が入っているかどうか」だけで決めてしまうのは少し危険です。以下の3つを必ずチェックしておきましょう。
Windows 11にアップグレードできるかどうか
これが一番重要です。Windows 10搭載のPCでも、ハードウェアがWindows 11の要件を満たしていれば、無料でアップグレードできます。逆に言うと、要件を満たしていないモデルを買ってしまうと、サポート終了後もWindows 10を使い続けることになります。
Windows 11の主要な要件は以下の通りです。
- TPM 2.0(セキュリティチップ)が搭載されていること
- 対応プロセッサ(Intel 第8世代以降 / AMD Ryzen 2000シリーズ以降など)
購入前に必ずメーカー公式サイトで、そのモデルがWindows 11に対応しているか確認しましょう。
どのような用途で使うか
ミニPCと一口に言っても、搭載されているCPUやメモリはモデルによって大きく異なります。エントリーモデルはWeb閲覧や動画視聴、オフィスソフトの利用が中心のライトユース向け。一方で、Core iシリーズを搭載したモデルは、ある程度の処理性能が求められるビジネス用途にも対応できます。
自分が何に使うのかを明確にしておかないと、スペック不足で後悔する可能性があります。
メーカー公式情報を必ず確認する
これはどんなPCを買うときにも言えることですが、特にOS周りは重要です。販売サイトやレビュー記事だけを参考にせず、必ずメーカーの公式製品ページでOSのプリインストール状況やスペックを確認してください。
それでは、実際にWindows 10を搭載した現行ミニPCを紹介していきます。
Windows 10搭載ミニPCのおすすめモデル
ここでは、公式情報でWindows 10のプリインストールが確認できた現行モデルをピックアップしました。各モデルの特徴や向き不向きを比較しながら、自分に合った選択肢を探してみてください。
1. HP Pro Mini 400 G9 Desktop PC
HPのビジネス向けミニPCシリーズです。
- 特徴:コンパクトな筐体に必要十分なスペックを備えた商用モデル。Windows 10 Homeがプリインストールされた構成が公式サイトで確認できます。
- 搭載OS:Windows 10 Home 64-bit
- 主なスペック:Intel Pentium Gold G7400T / 8GB DDR4メモリ / 256GB SSD
- メリット:商用モデルならではの信頼性とサポート体制が整っています。ビジネス利用でも安心感があります。
- デメリット:この構成ではPentiumプロセッサのため、高負荷な処理には向きません。メモリも8GBと必要最低限です。
- 向いている人:オフィスワークやWeb会議、文書作成などが中心で、安定した動作を求める方。
- 向いていない人:動画編集や3Dゲームなど、高い処理能力が必要な用途で使いたい方。
- 注意点:このモデルが日本国内で販売されているかどうかは別途確認が必要です。また、Windows 11へのアップグレード対応可否も公式情報で必ずご確認ください。
- 価格や仕様:価格は構成によって変動します。最新の価格は公式サイトや販売店でご確認ください。
2. ASUS Mini PC PN40
ASUSのコンパクトミニPCです。0.62リットルという超小型ボディが特徴で、設置場所を選びません。
- 特徴:スライド式の筐体でメモリやストレージの交換がしやすい設計。Windows 10 Homeプリインストールモデルが確認されています。
- 主なスペック:Intel Celeronプロセッサ / DDR4 2400MHzメモリ / 0.62Lサイズ
- メリット:とにかく小さくて省スペース。机の上に置いても圧迫感がありません。アップグレードも比較的容易です。
- デメリット:Celeronプロセッサのため、複数アプリを同時に動かすと動作が重くなる可能性があります。
- 向いている人:省スペースを最優先し、Web閲覧や動画視聴、軽いOffice作業が中心の方。
- 向いていない人:複数のタブを開きながら作業するヘビーユーザーや、写真編集などを行う方。
- 注意点:こちらも日本市場での販売モデルとスペックが異なる可能性があります。また、Windows 11対応の可否は必ずASUS公式でご確認ください。
- 価格や仕様:価格はモデルや構成によって異なります。最新情報は公式サイトをご参照ください。
3. ASUS Mini PC PB40
ASUSのスリムデザインミニPCです。薄型でインテリアにも馴染みやすい見た目が魅力です。
- 特徴:約3.4cmの薄型筐体で、ファンレスモデルも用意されています。Windows 10 Homeがプリインストールされています。
- 主なスペック:Intel Celeronプロセッサ / DDR4 2400MHzメモリ / 1Lサイズ / 厚さ3.4cm
- メリット:ファンレスモデルを選べば完全な静音動作が期待できます。消費電力も少なく、省エネ志向の方にも向いています。デザイン性が高く、リビングやオフィスに置いても違和感がありません。
- デメリット:拡張性はあまり高くありません。Celeronプロセッサなので性能は控えめです。
- 向いている人:静かな環境で使いたい方、デザインを重視する方、省エネを気にする方。
- 向いていない人:高性能を求める方、頻繁にパーツ交換をしたい方。
- 注意点:ファンレスモデルは特定の構成に限られます。日本での販売状況とWindows 11対応可否は公式情報でご確認ください。
- 価格や仕様:価格は構成によって変動します。詳細は公式サイトをご覧ください。
4. ASUS Mini PC PB60
上記3モデルよりワンランク上の性能を持つミニPCです。Windows 10 Proがプリインストールされています。
- 特徴:Intel Core i3 / i5 / i7 TシリーズからCPUを選択可能。M.2 PCIe SSDと2.5インチHDDのデュアルストレージに対応します。
- 主なスペック:Windows 10 Pro / Intel Core i3/i5/i7 Tシリーズ / DDR4メモリ(最大32GB) / M.2 PCIe 3.0 x4 SSD
- メリット:ミニPCながら、Core iシリーズを選べるため、ある程度の処理性能が期待できます。ストレージも拡張でき、ビジネス用途からクリエイティブ用途まで対応範囲が広いです。
- デメリット:性能が上がる分、価格も高くなります。
- 向いている人:ミニPCでありながら、動画編集やプログラミング、デザイン作業などもある程度こなしたい方。ビジネスユーザーにもおすすめです。
- 向いていない人:とにかく安く済ませたい方。ライトな用途だけならオーバースペックかもしれません。
- 注意点:こちらも日本市場での販売状況は別途ご確認ください。Windows 11へのアップグレード可否も公式情報で必ずチェックしましょう。
- 価格や仕様:CPUやメモリ、ストレージの構成によって価格が大きく変わります。公式サイトでカスタマイズ可能かどうかも含めてご確認ください。
Windows 10搭載ミニPCを選ぶ前に知っておきたいこと
ここまで4つのモデルを紹介してきましたが、購入を検討する前にぜひ知っておいてほしいことがあります。
Windows 10のサポート終了後の選択肢
Windows 10のメインストリームサポートはすでに終了しています。つまり、今後セキュリティアップデートなどのサポートは原則として受けられません(延長サポートプログラムなど、別途有償のオプションは存在する場合がありますが、一般ユーザー向けの無償サポートは終了しています)。
この先の選択肢として考えられるのは以下の通りです。
- Windows 11に無料アップグレードする:ハードウェア要件を満たしていればこれが一番現実的です。
- そのままWindows 10を使い続ける:サポートがない状態での利用になるため、セキュリティリスクが高まります。インターネットに接続する環境では推奨できません。
- 新しいPCを買い替える:将来的にはこの選択肢も視野に入れておく必要があります。
つまり、今Windows 10搭載ミニPCを買うことは、「将来的にWindows 11を使う前提で、しばらくはWindows 10で運用する」という選択であると理解しておくことが大切です。
価格や仕様は変更される可能性がある
ここで紹介したモデルの価格やスペック、OSのプリインストール状況は、調査時点(2026年6月)のものです。製品のラインアップはメーカーの判断で随時変更されるため、購入時には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
また、同じ型番でも地域によって搭載OSやスペックが異なる場合があります。日本国内で購入する場合は、日本の公式サイトや正規販売店の情報を参照するようにしましょう。
よくある疑問を解決
Q. Windows 10搭載ミニPCはまだ新品で買えますか?
はい、一部の現行モデルではWindows 10がプリインストールされた状態で販売されています。ただし、モデルによってはWindows 11への移行が進んでいるため、すべてのミニPCでWindows 10が選べるわけではありません。
Q. Windows 10搭載モデルを買ったら、Windows 11にはアップグレードできますか?
ハードウェアがWindows 11の要件を満たしていれば、無料でアップグレードできます。ただし、すべてのモデルが対応しているわけではないので、購入前にメーカー公式情報で必ず確認してください。特にTPM 2.0の有無は重要です。
Q. 今あえてWindows 10搭載モデルを買うメリットはありますか?
Windows 10に慣れていて、すぐに移行する必要がない場合は、使い慣れた環境でスタートできるというメリットがあります。また、一部の業務用ソフトがまだWindows 11に対応していないケースでは、Windows 10モデルを選ぶことで互換性の問題を回避できます。
Q. 逆にデメリットは何ですか?
サポート期間がすでに終了しているため、セキュリティ面でのリスクが常につきまといます。また、将来的にWindows 11へのアップグレードが必須になった場合、ハードウェアが対応していなければ新しいPCを買い直す必要が出てくる可能性があります。
まとめ:Windows 10搭載ミニPCは「今だけの選択肢」と理解して選ぼう
ここまで、Windows 10がプリインストールされた現行のミニPCを4モデル紹介してきました。
改めてポイントを整理すると、以下の通りです。
- Windows 10搭載のミニPCは、2026年6月時点でも一部の現行モデルで購入可能です。
- ただし、Windows 10のメインストリームサポートはすでに終了しているため、将来的なアップグレードや運用計画を事前に考えておく必要があります。
- 購入前にWindows 11へのアップグレード対応可否を必ず確認しましょう。特にTPM 2.0の搭載有無は重要なチェックポイントです。
- 紹介したモデルはそれぞれ特徴が異なります。自分の用途に合ったスペックかどうかを基準に選ぶようにしてください。
- 価格やスペック、OSのプリインストール状況は変更される可能性があるため、必ずメーカー公式サイトで最終確認をしましょう。
「ミニPC Windows 10」というキーワードで検索する方は、Windows 10に愛着がある方や、特定のソフトとの互換性を気にしている方が多いでしょう。そうしたニーズに応える選択肢は確かに存在します。
ただ、それはあくまで「今だけの選択肢」 であることを忘れないでください。長く使い続けることを考えるなら、Windows 11対応モデルを選ぶか、あるいはこの記事で紹介したモデルがWindows 11にアップグレード可能かどうかをしっかり確認した上で購入を決断することをおすすめします。
ぜひこの記事を判断材料の一つとして、後悔のないミニPC選びをしてくださいね。

コメント