ミニPCの性能を上げたいと思ったとき、まず検討したいのがメモリの増設です。NiPoGi(ニポギ)のミニPCはコンパクトながら、多くのモデルでメモリの交換・増設が可能です。この記事では、NiPoGiミニPCにメモリを増設する方法や、対応モデル、選び方のポイントを解説します。
NiPoGiミニPCのメモリ増設は可能?
結論から言うと、NiPoGiミニPCの多くのモデルでメモリの増設や交換が可能です。特に人気モデルのNiPoGi AK1PLUSでは、実際にメモリを交換したという報告が複数あります。
ただし、すべてのモデルで簡単に交換できるわけではなく、機種によって内部構造や対応メモリの規格が異なります。また、分解による故障や保証無効のリスクもあるため、作業は自己責任で行う必要があります。
増設前に知っておきたい基本知識
NiPoGiミニPCの多くは、ノートPC用の小型メモリモジュールであるSO-DIMM規格を採用しています。デスクトップPC用のDIMM規格とは形状が異なるため、間違えないように注意してください。
また、NiPoGi AK1PLUSの実例ではDDR4-3200 SO-DIMMが使用されていることが確認されています。購入前には必ずお使いのモデルの仕様を確認し、対応する規格のメモリを選びましょう。
メモリ増設で期待できる効果
メモリを増設することで、以下のような効果が期待できます。
- 複数のアプリを同時に開いても動作が重くなりにくくなる
- ブラウザで多くのタブを開いても安定して動作する
- 動画編集や軽いクリエイティブ作業が快適になる
- システム全体の応答性が向上する
ただし、CPU性能がボトルネックになっている場合は、メモリを増設しても体感速度が大きく変わらないこともあります。あくまでメモリ不足が原因で動作が遅くなっている場合に効果が期待できる、という点は押さえておきましょう。
NiPoGi AK1PLUSのメモリ交換手順
ここでは、情報が多く確認できているNiPoGi AK1PLUSを例に、メモリ交換の手順を解説します。他のモデルでも基本的な流れは似ていますが、内部構造は異なる場合があるので参考程度にご覧ください。
準備するもの
- 交換する新しいメモリモジュール(DDR4 SO-DIMM規格)
- 精密ドライバー(プラス)
- 静電気対策用のリストストラップ(または金属に触れて放電してから作業する)
- 作業しやすい明るい場所
手順
1. 電源を切って周辺機器を外す
パソコンの電源を完全に切り、電源ケーブルを含むすべてのケーブルを外してください。作業中の誤動作や感電を防ぐための大切なステップです。
2. 底面のネジを外す
本体を裏返し、底面にあるゴム足を外します。その下にネジがあるので、精密ドライバーで慎重に取り外しましょう。AK1PLUSの場合は底面に2本のネジがあることが確認されています。
3. カバーを開ける
ネジをすべて外したら、底面カバーを慎重に開けます。無理にこじ開けようとするとプラスチックの爪を破損する可能性があるので、ゆっくりと作業してください。
4. メモリモジュールを交換する
カバーを開けると、基板上にメモリモジュールが見えるはずです。両端のクリップを外側に広げると、メモリが斜めに浮き上がるので、静かに引き抜きます。新しいメモリを同じ向きでスロットに差し込み、両端のクリップがカチッと音を立ててロックされるまで押し込みます。
5. 組み立てて動作確認
カバーを戻し、ネジを締めてゴム足を取り付けます。電源ケーブルを接続して起動し、メモリが正しく認識されているかを確認しましょう。Windowsの場合は「タスクマネージャー」のパフォーマンスタブで搭載メモリ容量を確認できます。
メモリ選びのポイント
NiPoGiミニPC用のメモリを選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。
規格を間違えない
NiPoGi AK1PLUSではDDR4-3200 SO-DIMMが使われています。DDR5やデスクトップPC用のDIMMを購入しても取り付けられません。製品のスペック表で「SO-DIMM」「DDR4」といった表記を必ず確認しましょう。
容量はどれくらいが適切?
- 8GB:Web閲覧や動画視聴、Office作業が中心なら十分な場合が多い
- 16GB:複数のアプリを同時に使う、ブラウザのタブを多く開く人におすすめ
- 32GB:CPUの対応上限に近い容量。動画編集や仮想マシンを使う場合に検討するとよい
Intel N97 CPUの理論上の最大対応メモリは32GBです。ただし、NiPoGi公式が32GB対応を保証しているわけではないため、自己判断での作業になります。
NiPoGi AK1PLUSの基本スペック
メモリ増設を検討する際に、お使いのモデルの基本スペックを把握しておくと役立ちます。NiPoGi AK1PLUSの代表的なスペックは以下の通りです。
- CPU:Intel N97(低消費電力)
- メモリ規格:DDR4-3200 SO-DIMM
- ストレージ:M.2 SSD + 2.5インチSATA SSD増設スペースあり
- 特徴:省電力で動作音が静か、コンパクト設計
価格はセール時で3万円前後から購入できる手頃なモデルです。そのため、メモリを追加しても総額でのコストパフォーマンスは良好です。
他のNiPoGiモデルについて
AK1PLUS以外にも、NiPoGiはE1シリーズ(E1-N95など) や、より高性能なCK10(Core i5搭載)、GK3 Plus(N95搭載)、Hyper H1(Ryzen 7搭載) など、幅広いモデルを展開しています。
これらのモデルでもメモリ増設が可能な場合がありますが、AK1PLUSほど分解事例が多くないため、購入前に以下の点を確認してください。
- 公式サイトや販売ページでメモリ規格が明記されているか
- 分解を前提としたレビューや記事がないか
- メモリスロットが空いているか、交換式かどうか
注意点とリスク
分解による保証無効
メモリ増設のために本体を分解すると、メーカー保証が無効になる可能性があります。特に購入直後で不具合が起きた場合に保証対象外となるリスクがあることを理解したうえで作業してください。
静電気対策は必須
パソコン内部の部品は静電気に非常に弱いです。作業前に必ず金属製のドアノブなどに触れて身体の静電気を放電するか、静電気対策用のリストストラップを使用しましょう。
認識されない場合の対処
新しいメモリを取り付けてもPCが起動しない、または認識されない場合は、以下の点を確認してください。
- メモリがしっかりとスロットに挿入されているか
- 対応規格(DDR4 SO-DIMM)を間違えていないか
- 既存のメモリと組み合わせる場合、周波数が異なると動作が不安定になることがある
OSライセンスについての口コミ
一部の口コミでは、NiPoGiにプリインストールされているWindowsのライセンスがボリュームライセンスなのかOEMライセンスなのかが個体によって異なるという声があります。メモリ交換によってOSの認証がどうなるかは明確ではないため、この点も自己責任で判断する必要があります。
NiPoGiミニPCのメモリ増設に関するよくある疑問
Q. 最大何GBまで搭載できますか?
A. Intel N97搭載モデルでは、CPUの仕様上は最大32GBまで対応可能です。ただし、メーカーが公式にサポートしている容量かどうかは確認できていません。安定動作を優先するなら16GB程度が無難な選択肢になるでしょう。
Q. どのメーカーのメモリを選べばいいですか?
A. 相性問題を避けるため、信頼できるメモリメーカーの製品を選びましょう。既存のメモリと同じメーカー・同じスペックのものを追加するか、最初から2枚組で販売されているキットを選ぶと相性トラブルが起きにくいです。
Q. デュアルチャンネルにするメリットは?
A. 2枚のメモリを同じ容量・同じ規格で挿すと、デュアルチャンネルモードで動作し、メモリの転送速度が向上します。体感速度に影響する場合があるため、可能なら2枚構成をおすすめします。
まとめ:NiPoGiミニPCのメモリ増設を成功させるには
NiPoGiミニPCのメモリ増設は、適切な準備と注意を行えば、パソコンの性能を手軽に向上させる有効な手段です。
- NiPoGi AK1PLUSなど、多くのモデルでメモリ交換が可能
- 対応規格はDDR4 SO-DIMM(機種によって異なる可能性あり)
- 分解には自己責任が伴い、保証が無効になるリスクがある
- 静電気対策を徹底し、作業は慎重に行う
- 不明な点は公式情報や販売ページで必ず確認する
メモリ増設は決して難しい作業ではありませんが、少しのミスが動作不良につながることもあります。この記事で紹介したポイントを参考に、落ち着いて作業を進めてください。NiPoGiミニPCの性能を最大限に引き出し、快適なパソコンライフを楽しみましょう。


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