NiPoGiのミニPCを使っていて、「ストレージ容量が足りない」「もう少しサクサク動かしたい」と感じたことはありませんか?
そんなときに役立つのが、SSDの増設や換装です。
この記事では、NiPoGiミニPCにSSDを増設・換装する方法を、実際のユーザー体験をもとにわかりやすく解説します。自分でできるのか、どのSSDを選べばいいのか、分解は怖くないのか——そんな疑問をひとつずつ解消していきます。
NiPoGiミニPCのSSD増設は可能なのか
まず最初に、気になる結論から。
NiPoGiミニPCの多くのモデルは、SSDの増設や換装が可能です。
Amazonの商品説明には「SSDスロット*2」や「4TB Expandable」といった記載があるモデルもあり、ユーザーの中には実際にSSDを交換して使っている人も多くいます。
ただし、モデルによって対応するSSDの規格やスロット数が異なるため、自分のPCがどのタイプなのかを事前に確認することが大切です。
NiPoGiミニPCのSSD増設・換装で事前に確認すべきこと
SSD増設を始める前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
対応SSDの規格を調べる
NiPoGiミニPCには、主に以下のようなSSD規格が搭載されています。
- M.2 SATA SSD:比較的古い規格で、速度はそこそこ。AK1PLUSやE3Bなどで採用例があります
- M.2 NVMe SSD:高速な規格。最近のモデルではこちらが増えています
- 2.5インチ SATA SSD/HDD:一部モデルでは、追加のストレージとして搭載スペースがある場合もあります
同じM.2形状でも、「SATA対応」と「NVMe対応」は互換性がありません。間違った規格のSSDを購入すると、スロットに物理的に挿せても認識されないことがあるので注意が必要です。
自分のモデルがどの規格に対応しているかは、Amazonの商品ページや、実際に開けてみた人のブログ・レビューを参考にするとよいでしょう。
保証について理解しておく
ミニPCを自分で分解してSSDを交換する場合、メーカー保証の対象外となるリスクがあることを理解しておいてください。
NiPoGiは日本の大手メーカーのような公式サポートが充実しているわけではないため、自己責任での作業が基本になります。とはいえ、多くのユーザーが問題なく交換に成功しているのも事実です。
必要な工具を用意する
SSDの増設・換装には、精密ドライバー(プラスドライバー)がほぼ必須です。モデルによっては底面のゴム足を剥がしてネジを外す必要があるため、ゴム足を貼り直せるように準備しておくと安心です。
NiPoGiミニPCのSSD増設・換装の基本的な手順
ここでは、NiPoGiミニPCでSSDを増設・換装する一般的な流れを紹介します。モデルによって細かい違いはありますが、基本的な考え方は共通しています。
手順1:電源を切り、周辺機器をすべて外す
まずはPCの電源を切り、電源ケーブルを含むすべてのケーブルを外しましょう。静電気対策として、金属製のものに触れてから作業を始めると安心です。
手順2:本体を開ける
NiPoGiミニPCの多くは、底面のネジを外すことで内部にアクセスできます。
- 底面のゴム足の下にネジが隠れているモデルが多いので、ゴム足を慎重に剥がします
- ネジをすべて外したら、底面パネルをスライドさせるか、こじ開けるようにして取り外します
このとき、底面パネルと本体を繋ぐWi-Fiアンテナ線が伸びていることがあるので、引きちぎらないように注意しましょう。パネルを外すときは、無理に引き離さず、中の配線を確認しながら作業を進めてください。
手順3:既存のSSDを確認し、新しいSSDを装着する
内部が見えたら、現在搭載されているSSDの位置と規格を確認します。
- 新しいSSDを追加する場合:空いているスロットがあれば、そこに挿入します
- 既存のSSDを交換する場合:古いSSDを固定しているネジを外し、慎重に抜き取ってから新しいSSDを挿入します
SSDは斜めに差し込んでから平らに押し下げ、ネジで固定するタイプが一般的です。無理に力を入れず、正しい向きで挿入しましょう。
手順4:カバーを戻して起動する
SSDの装着が終わったら、底面パネルを元に戻し、ネジを締めてゴム足も貼り直します。
PCを起動し、新しいSSDが認識されているかを確認しましょう。
SSD換装後の設定と注意点
SSDを交換しただけでは、新しいSSDはそのままでは使えません。OSがインストールされていない状態だからです。
データを移行する方法
新しいSSDを使えるようにするには、大きく分けて2つの方法があります。
1. クローン作成ソフトでデータをコピーする
元のSSDから新しいSSDに、OSやアプリケーション、データをすべてコピーする方法です。Acronis True Imageなどのクローン作成ソフトを使えば、比較的簡単に移行できます。
2. OSをクリーンインストールする
新しいSSDにWindowsを新しくインストールする方法です。余計なデータが残らないのがメリットですが、必要なデータは事前にバックアップしておく必要があります。
OSのライセンス認証に注意
NiPoGiミニPCの中には、Windowsのライセンスが「ボリュームライセンス」と呼ばれるタイプで提供されている場合があります。
このタイプの場合、SSDを交換してOSを再インストールすると、ライセンス認証で問題が発生することがあります。実際に、AK1PLUSのユーザーでメーカーに問い合わせて正規のライセンスコードを入手したという報告もあります。
もしOSの認証でエラーが出た場合は、購入時に付属していたライセンス情報を確認するか、販売店やメーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。
【モデル別】NiPoGiミニPCのSSD増設・換装の実例
ここからは、実際にユーザーが報告しているNiPoGiミニPCのモデル別の情報を紹介します。
NiPoGi AK1PLUS
AK1PLUSは、Intel N97を搭載したミニPCです。
内部にはM.2 SATA SSDが搭載されており、さらに2.5インチSATA-HDDやSSD用のスペースが別に用意されています。このモデルでは、既存のSSDを交換するだけでなく、2.5インチストレージを追加することで容量を増やすことも可能です。
分解する際は、底面のゴム足をすべて剥がし、その下にあるネジを外す必要があります。
NiPoGi E3B
E3Bは、M.2 SATA SSDを搭載したモデルです。
内部には放熱用の金属板があり、RAMやSSDに熱伝導パッドが接触する設計になっています。そのため、ネジの締め付けが比較的固い場合があるので、電動ドライバーを使うとスムーズに作業できるという報告があります。
実際にSSDを換装したユーザーによると、交換後のベンチマークスコアが向上し、体感的にも動作が軽くなったそうです。
現行モデル(Intel N95 / Ryzen搭載モデルなど)
Amazonでは「SSDスロット*2」や「4TB Expandable」と記載されたNiPoGiの現行モデルも販売されています。
これらのモデルは、比較的新しいCPU(Intel N95やRyzen 4300U、Ryzen 7 7735HSなど)を搭載しており、対応するSSD規格もモデルによって異なる可能性があります。
購入前に、「どのSSD規格に対応しているのか」「スロットは何個あるのか」を商品説明やQ&Aでしっかり確認することをおすすめします。
内蔵SSDの換装と外付けSSDの増設、どちらを選ぶべき?
NiPoGiミニPCのストレージを増やす方法には、内蔵SSDを換装する以外にも、外付けSSDを追加するという選択肢があります。
| 内蔵SSD換装 | 外付けSSD追加 | |
|---|---|---|
| メリット | PC内部がスッキリする。速度面で有利な場合がある | 分解不要で簡単。複数PCで使い回せる |
| デメリット | 分解が必要。保証が切れるリスク | USBポートを1つ使う。速度はUSB規格に依存 |
| 向いている人 | PCの内部構造に自信がある人。持ち運びを重視する人 | 手軽に増設したい人。分解は怖いという人 |
どちらが正解というわけではなく、自分のスキルや使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。
よくある質問
Q. SSD交換後、OSはどうなるの?
A. 新しいSSDにはOSが入っていないため、クローン作成でデータをコピーするか、OSを新しくインストールする必要があります。
Q. 保証はどうなるの?
A. 基本的に自己責任での作業になります。メーカー保証が対象外となる可能性があることを理解した上で行いましょう。
Q. NiPoGiミニPCに合うSSDはどれ?
A. モデルによって対応規格が異なります。Amazonの商品説明や、実際に交換した人のレビューを参考に、M.2 SATAなのかNVMeなのかを確認してから購入してください。
Q. SSD交換で速度は上がるの?
A. 元々搭載されていたSSDより高速な規格のものに交換すれば、ベンチマークスコアの向上が期待できます。ただし、体感速度は使用するアプリケーションや環境によって個人差があります。
まとめ:NiPoGiミニPCのSSD増設・換装は自己責任でチャレンジしよう
NiPoGiミニPCのSSD増設・換装は、モデルによって対応状況は異なるものの、多くの機種で可能です。
ポイントをまとめると、以下のようになります。
- 自分のモデルがどのSSD規格に対応しているかを事前に確認する
- 分解時にWi-Fiアンテナ線を引きちぎらないように注意する
- 交換後はOSのクローン作成またはクリーンインストールが必要
- 保証が切れるリスクを理解した上で、自己責任で作業する
もし不安な場合は、内蔵SSDの換装ではなく、外付けSSDを追加するという方法もあります。
NiPoGiミニPCはコストパフォーマンスに優れた製品ですが、ストレージ容量に悩むことも少なくありません。この記事で紹介した手順や注意点を参考に、自分に合った方法でストレージ増設にチャレンジしてみてください。


コメント