NiPoGi AK1シリーズの概要
デスク周りをすっきりさせたいけれど、ノートパソコンは画面が小さくて使いづらい……そんな悩みをお持ちの方に注目されているのが、コンパクトなミニPCです。その中でも、コストパフォーマンスの高さで話題を集めているのがNiPoGiのAK1シリーズ。
ただ、「AK1」といっても、AK1 PlusやAK1 PROなど複数のモデルがあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、NiPoGi AK1シリーズの各モデルの違いをスペックや価格、向いている用途の観点から整理していきます。自分にぴったりの一台を見つけるための判断材料として、最後まで読んでみてください。
NiPoGi AK1シリーズの主なモデル
NiPoGiのAK1シリーズで現在主に販売されているのは、以下のモデルです。
- NiPoGi AK1 Plus(N95 / 16GB / 1TBモデル)
- NiPoGi AK1 Plus(N100 / 12GB / 256GBモデル)
- NiPoGi AK1 PRO(N5105 / 12GB / 256GBモデル)
これらは同じAK1シリーズでありながら、搭載するCPUやメモリ容量、ストレージサイズが異なります。また、別シリーズにはなりますが、より高い処理性能を求める方向けにNiPoGi P1(AMD Ryzen搭載)も展開されています。
まずは、これらのモデルを比較しながら、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
各モデルのスペックと特徴を比較
1. NiPoGi AK1 Plus(N95 / 16GB / 1TB)
このモデルは、Intel Alder Lake-N95プロセッサを搭載したAK1 Plusシリーズのひとつです。クアッドコアで最大3.4GHzまで動作し、日常的なオフィスワークやWebブラウジングには十分すぎる性能を持っています。
メモリは16GBのDDR4、ストレージは1TBのM.2 SSDと、大容量なのも魅力。資料や写真、動画ファイルを多く扱う方でも、ストレージ不足に悩むことは少ないでしょう。
メリット
- コストパフォーマンスが非常に高い
- メモリ16GB&ストレージ1TBと大容量
- デュアルHDMIで4K出力に対応しており、2画面環境も構築しやすい
デメリット
- ヘビーな動画編集や最新の3Dゲームには向かない
- USB-Cポートを搭載していない
- ファンレス設計ではなく、ファンによる動作音がある
向いている人
予算を抑えつつ、十分な性能と大容量ストレージを求める方。在宅ワークや学生の学習用、オフィスのサブPCとしても使いやすい一台です。
向いていない人
高負荷なクリエイティブ作業や最新ゲームを快適に動かしたい方には、このモデルはおすすめできません。
2. NiPoGi AK1 Plus(N100 / 12GB / 256GB)
同じAK1 Plusシリーズでも、こちらはIntel N100プロセッサを搭載しています。N100もAlder Lake世代のクアッドコアCPUで、最大3.4GHzで動作。ただし、TDPがわずか6Wと非常に省電力なのが大きな特徴です。
筐体サイズも約128×128×37mmとコンパクトで、デスクの限られたスペースにもすっきり収まります。
メリット
- 消費電力が非常に少なく、電気代を気にしにくい
- 動作音が最大34デシベル程度と静か
- コンパクトなボディで設置場所を選ばない
デメリット
- N95モデルと比べて若干性能が劣る場合がある
- HDMIポートが1.4のため、4K出力が30Hzに制限される可能性がある
- プリインストールされているソフトに注意が必要なケースがある
向いている人
省電力性や静音性を重視する方。主にオフィスワークやWeb会議、動画視聴などを中心に使うユーザーに適しています。
向いていない人
デュアル4Kディスプレイ環境を構築したい方や、やや高負荷な作業を行いたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
3. NiPoGi AK1 PRO(N5105 / 12GB / 256GB)
AK1 PROは、Intel Celeron N5105プロセッサを搭載したモデルです。Jasper Lake世代のCPUで、こちらもクアッドコア、最大2.9GHzで動作します。
AK1 Plusシリーズの登場により、現在はやや旧世代の位置づけになりますが、価格を最優先する場合の選択肢として残っています。
メリット
- AK1 Plusシリーズよりも低価格で入手できる場合がある
- 文書作成やWeb閲覧などの軽い作業には十分な性能
デメリット
- AK1 Plus(N95/N100)よりも総合的な性能が劣る
- WiFi 5やBluetooth 4.2など、一部の仕様が古い
- AK1 Plusと価格差が少ない場合は、コスパで劣る
向いている人
とにかく予算を抑えたい方。非常に軽い作業(メールチェック、書類作成、インターネット閲覧)だけに使うという場合に向いています。
向いていない人
快適な動作を求める方や、多少のマルチタスクを行う方は、AK1 Plusシリーズを選んだほうが無難です。
関連モデル:NiPoGi P1(AMD Ryzen搭載)
AK1シリーズではありませんが、NiPoGiのミニPCとしてNiPoGi P1も存在します。こちらはAMD Ryzen R2544プロセッサを搭載しており、AK1シリーズとは一線を画す性能を持っています。
特徴
- AMD Ryzen R2544(4コア/8スレッド)搭載
- 3画面出力に対応(HDMI2.0+DP1.4+Type-C)
- AK1シリーズよりも高いマルチタスク性能
向いている人
AK1シリーズでは物足りないと感じる方や、複数画面での作業を希望する方。より高い処理能力を求める場合の選択肢になります。
なお、価格はAK1シリーズよりも高めに設定されているため、予算とのバランスを考慮して検討するとよいでしょう。
AK1シリーズを選ぶ際の判断軸
ここからは、自分にどのモデルが合っているのかを判断するためのポイントを整理します。
CPUの違いをどう見るか
AK1シリーズのモデル選びで最も重要なのがCPUの違いです。
- N95(AK1 Plus):Alder Lake世代でバランスが良く、オフィスワークやWeb会議程度なら快適。N5105比で約20%性能向上しているというデータもあります。
- N100(AK1 Plus):同じAlder Lake世代ながら、消費電力が極めて低いのが特徴。静音性を重視する方に。
- N5105(AK1 PRO):Jasper Lake世代で、現行のAK1 Plusよりは旧世代。価格が大きく安い場合のみ検討候補になります。
メモリとストレージの容量
- 16GB / 1TB(N95モデル):多くのアプリを同時に開く方や、ファイルを多く保存したい方に適しています。
- 12GB / 256GB(N100モデル、AK1 PRO):一般的なオフィスワークやクラウド主体の使い方なら十分です。
グラフィック出力
- N95モデル:デュアルHDMIで4K出力に対応。2画面環境を構築しやすいです。
- N100モデル:HDMIポートが1.4のため、4K出力が30Hzに制限される可能性がある点は注意が必要です。
- P1:3画面出力に対応しており、より高度なマルチディスプレイ環境を求める方に向いています。
各モデルの価格帯
価格は販売時期やセールによって変動しますが、執筆時点での相場は以下の通りです。
- AK1 Plus(N95 / 16GB / 1TB):約280ユーロ前後
- AK1 Plus(N100 / 12GB / 256GB):約300ユーロ前後
- AK1 PRO(N5105 / 12GB / 256GB):AK1 Plusよりは安価な傾向
※価格は執筆時点のものであり、変更される場合があります。購入時には各販売ページで最新の価格を必ずご確認ください。
購入前に知っておきたい注意点
NiPoGi AK1シリーズを検討する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
サポート体制について
NiPoGiは中国を拠点とするメーカーで、日本国内に独立した公式サイトやサポート窓口があるわけではありません。そのため、製品に関する問い合わせは販売店経由になることが一般的です。特にアフターサポートを重視する方は、購入前に販売店の保証内容を確認しておくと安心です。
旧モデルとの混同に注意
「NiPoGi AK1」という名前は、過去にIntel Celeron J3455を搭載した旧モデルにも使われていました。この旧モデルは2016年ごろに発売されたもので、現行のAK1 Plusシリーズとは性能が大きく異なります。中古品や再生品を検討する際は、搭載CPUを必ず確認するようにしてください。
プリインストールソフト
一部のモデルでは、プリインストールされているソフトに注意が必要な場合があるという情報もあります。不要なソフトが入っている場合は、必要に応じてアンインストールすることをおすすめします。
よくある質問
Q. このPCでゲームはできますか?
A. 軽いブラウザゲームや2Dのインディーゲーム程度であれば動作する可能性がありますが、最新の3Dゲームを快適にプレイするのは難しいです。ゲーミング用途には別のPCを検討したほうがよいでしょう。
Q. 動画編集はできますか?
A. 簡単なカット編集や軽い動画編集であれば対応できますが、4K動画の本格的な編集やレンダリングには非向きです。あくまで軽作業とお考えください。
Q. デュアルディスプレイは使えますか?
A. N95モデルはデュアルHDMIで4K出力に対応しているため、2画面環境を構築できます。N100モデルはHDMIポートの仕様により4K出力が30Hzに制限される場合がある点にご注意ください。
まとめ:自分に合ったAK1シリーズの選び方
NiPoGi AK1シリーズは、コストパフォーマンスに優れたミニPCとして、デスク周りのコンパクト化を図りたい方にぴったりの選択肢です。
モデル選びのポイントをおさらいすると
- バランスの良い性能と大容量ストレージを求めるなら → NiPoGi AK1 Plus(N95 / 16GB / 1TB)
- 省電力・静音性を重視するなら → NiPoGi AK1 Plus(N100 / 12GB / 256GB)
- 予算を最優先するなら → NiPoGi AK1 PRO(N5105 / 12GB / 256GB)
- より高い処理能力や3画面出力が必要なら → NiPoGi P1(AMD Ryzen搭載)
いずれのモデルも、オフィスワークやWeb閲覧、動画視聴といった日常使いには十分な性能を持っています。一方で、高負荷な作業をメインにしたい方には向かないため、自分の使い方と照らし合わせて選ぶことが大切です。
価格や仕様は変更される可能性がありますので、購入時には各販売ページで最新情報を必ずご確認ください。自分に合った一台を見つけて、快適なデスク環境を手に入れてくださいね。

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