NiPoGiのMini PCを手に入れたものの、「もっとメモリを増やしたい」「動作がもう少し軽快にならないかな」と思ったことはありませんか?
実は、NiPoGiの多くのモデルでは、ユーザー自身でRAMの増設や交換が可能です。この記事では、どのモデルが対応しているのか、最大容量はどれくらいなのか、そして実際の交換手順までをわかりやすく解説していきます。
これを読めば、あなたのNiPoGi Mini PCがさらに使いやすくなるはずです。
NiPoGi Mini PCのRAM増設はどこまで可能?
まず、大前提として押さえておきたいのが、すべてのNiPoGi Mini PCでRAM増設ができるわけではないという点です。モデルによって、最大容量やそもそも交換できるかどうかが異なります。
ここでは、主要なモデル別にRAMの仕様と増設の可否をまとめました。
RAM増設に対応しているモデル
以下のモデルは、ユーザー自身によるRAMの増設・交換が可能です。いずれもDDR4メモリを採用しており、2つのSO-DIMMスロットを搭載しています。
NiPoGi E3B
NiPoGi E3B
このモデルはAMD Ryzen 5 7430Uを搭載し、デフォルトで16GBのDDR4メモリが装着されています。増設や交換を行うことで、最大64GBまでRAMを拡張可能です。2つのスロットがあるため、例えば「32GB×2枚」のような構成も実現できます。将来的な拡張性を重視する方にぴったりの一台です。
NiPoGi Kron Mini K1
NiPoGi Kron Mini K1
Kron Mini K1もE3Bと同じくAMD Ryzen 5 7430Uを搭載。こちらもデフォルトは16GBのDDR4メモリで、最大64GBまで拡張できます。WiFi 6やBluetooth 5.2に対応している点も魅力ですが、RAMのアップグレードを前提に考えると非常にコストパフォーマンスの良い選択肢になります。
NiPoGi Pinova P1
NiPoGi Pinova P1
Pinova P1シリーズは、搭載CPUがAMD Ryzen 4300Uまたは3300Uと、上記2モデルよりやや性能は抑えめですが、RAMの拡張性は同じです。デフォルト16GBのDDR4メモリを、最大64GBまで増設可能。コストを抑えつつ、自分好みにカスタマイズしたい方に向いています。
RAM増設に関する情報が曖昧なモデル
NiPoGi AK1 PLUS / AK2 PLUS
NiPoGi AK1 PLUS
NiPoGi AK2 PLUS
IntelのAlder Lake-N(N100やN95)プロセッサを搭載したエントリーモデルです。非常に省電力で、オフィスワークや動画視聴に向いています。
ただし、RAMの増設については注意が必要です。製品によっては最大16GBまでしか対応していなかったり、そもそもRAMがマザーボードに直付け(オンボード)されている可能性もあります。販売ページの仕様をよく確認し、不明な場合は購入前に販売店へ問い合わせることをおすすめします。
RAM増設ができないモデル
NiPoGi Hype H1
NiPoGi Hype H1
高性能なAMD Ryzen 7 6800Hを搭載し、最新のLPDDR5メモリを32GB搭載したハイエンドモデルです。処理速度は非常に速いのですが、LPDDR5メモリはマザーボードに直付けされているため、ユーザーによる増設・交換はできません。購入時に容量を選んでおく必要があるモデルです。
そもそもRAM増設・交換の前に知っておくべき基礎知識
ここで、RAMを増設・交換する前に知っておきたい基礎知識を簡単に整理しておきましょう。
SO-DIMMとは?
NiPoGiのMini PCで使われているメモリは、SO-DIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module)という規格です。一般的なデスクトップPCで使われるDIMM(サイズが大きい)よりも小型で、ノートPCやミニPCで採用されています。Amazonなどで「DDR4 SO-DIMM」と検索すれば、対応製品が見つかります。
DDR4とDDR5の違い
上記の対応モデルを見ると、DDR4メモリとDDR5メモリがあります。
- DDR4:現在でも広く使われている主流規格。コストパフォーマンスに優れています。
- DDR5:より新しい規格で、転送速度が速く、高性能な処理に向いています。
ただし、DDR5とDDR4には互換性がありません。自分のPCがどちらの規格に対応しているかを必ず確認してから購入しましょう。
NiPoGi Mini PCのRAM増設・交換手順
それでは、実際にRAMを増設・交換する手順を解説します。ここでは「RAM増設に対応しているモデル」を前提に進めます。
1. 準備するもの
- 交換・増設するRAMモジュール(DDR4 SO-DIMM)
- 精密ドライバー(プラス)
- カードやヘラなどの薄い工具(ケースを開けるときに使います)
- 静電気防止対策(できれば)
2. 作業前の注意点
- 必ず電源を切り、ACアダプタを外してください。
- 静電気に注意しましょう。できれば静電気防止リストバンドを使用するか、作業前に金属部分(ドアノブなど)に触れて放電しておくと安心です。
- 作業中は、ケースの小さなネジやパーツを紛失しないように気をつけてください。
3. ケースを開ける
NiPoGiのMini PCは、底面のネジを外すことで内部にアクセスできる構造が一般的です。
- 底面のゴム足などで隠れているネジがないか確認します。
- すべてのネジを外したら、ケースの隙間にカードやヘラを差し込み、慎重に爪を外しながらケースを開けます。
4. RAMスロットを確認する
ケースを開けると、マザーボード上のRAMスロットが確認できます。
- 2つのスロットがある場合:既に1枚(または2枚)刺さっています。空いているスロットに増設するか、既存のものを交換します。
- 最大64GB対応モデルの場合、スロットは2つです。
5. RAMの交換・増設
増設する場合(空きスロットがある場合)
- 新しいRAMモジュールを、斜め45度の角度でスロットに挿し込みます。
- しっかり奥まで挿し込んだら、そのまま指で押し下げて両端のクリップで固定します。
交換する場合(既存のRAMを取り外す場合)
- 既存のRAMモジュールの両端にあるクリップを外側に押し広げると、モジュールが上に跳ね上がります。
- そのまま引き抜きます。
- 新しいRAMモジュールを、増設の場合と同じ手順で取り付けます。
6. 動作確認
- ケースを元に戻し、ネジを締めます。
- ACアダプタを接続し、電源を入れます。
- PCが起動したら、タスクマネージャーや「このPC」のプロパティから、認識されているメモリ容量が増えているか確認しましょう。
もし起動しない、または正しく認識されない場合は、RAMが正しく装着されていないか、非対応のメモリを使用している可能性があります。一度電源を切り、再度装着し直してみてください。
よくある疑問
Q. 自分でRAMを交換すると保証は無効になりますか?
基本的には、ユーザーによるパーツ交換でメーカー保証が無効になるケースと、ならないケースがあります。NiPoGiの公式情報では明確に「保証が無効になる」とは記載されていませんが、交換作業中に故障させてしまった場合は保証対象外となる可能性が高いです。自己責任で作業を行うことをおすすめします。
Q. どのメーカーのRAMを選べばいいですか?
一般的なメーカー製のDDR4 SO-DIMMメモリであれば問題なく動作するケースが多いですが、相性問題が発生することもゼロではありません。購入する際は、返品・交換に対応している販売店を選ぶと安心です。
まとめ:自分に合ったNiPoGi Mini PCを選ぼう
NiPoGiのMini PCは、多くのモデルでRAMの増設・交換に対応しており、自分好みにカスタマイズできるのが大きな魅力です。
- 拡張性を最重視するなら:E3B、Kron Mini K1、Pinova P1がおすすめです。
- 最新の高速メモリを体験したいが、後からの変更は考えないなら:Hype H1を検討してみてください。
- 予算を抑えつつ、将来的なアップグレードも視野に入れるなら:AK1 PLUS / AK2 PLUSが候補になりますが、購入前に仕様の確認を徹底しましょう。
今回の内容を参考に、あなたにぴったりのモデルを見つけて、NiPoGi Mini PCライフをより快適なものにしてください。RAMの増設は、コストパフォーマンスの良い性能向上策の一つです。この機会にぜひチャレンジしてみてください。


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