ミニPCを検討していると、必ずと言っていいほど耳にするのが「Windowsライセンスの問題」。特に中国メーカーの製品を買うときに気になるのが、ボリュームライセンス(VL) の有無です。
「Minisforumって安いけど、ライセンスは大丈夫なの?」「もし不正なライセンスだったらどうなるの?」
そういった不安を感じている方に向けて、今回は MinisforumのOSライセンスは正規品なのか、実際のところを調べてみました。
Minisforumってどんなメーカー?
まずは簡単にMinisforumというブランドを紹介しておきましょう。
Minisforum は、2012年に設立された中国のミニPC専門メーカーです。エントリーモデルからゲーミング向けのハイエンドモデルまで幅広い製品を展開しており、コストパフォーマンスの高さで世界的に人気を集めています。
日本にも2023年に子会社が設立され、日本公式サイトからの直接購入も可能になっています。製品によっては「TELEC認証(技適マーク)」を取得しており、日本国内で安心して使える体制を整えているのが特徴です。
Windowsのライセンスには種類がある
話を進める前に、Windowsライセンスの種類について簡単に整理しておきましょう。よく聞くのはこの3つです。
OEMライセンス
PCメーカーが新品のPCにプリインストールするためのライセンスです。パソコン本体に貼られたシールや、デジタルライセンスとして提供されます。個人ユーザーが購入できる正規のライセンスで、特に問題はありません。
FPP(フルパッケージ製品)
家電量販店などで売られているパッケージ版です。ユーザー自身が購入してインストールするタイプで、これも正規ライセンスです。
ボリュームライセンス(VL)
企業や教育機関などがまとめて購入するためのライセンスです。個人が利用することを想定していない点が大きなポイント。安価な中国製ミニPCで問題になるのは、このボリュームライセンスが不正に使われているケースです。本来企業向けのものを個人向け製品に組み込むのは、マイクロソフトの契約違反にあたる可能性が高いとされています。
Minisforumのライセンスはどうなの?
結論から言うと、現時点で確認できる限り、Minisforumの製品は正規のOEMライセンスを提供していると見て問題なさそうです。
公式サイトで明記されている
Minisforum日本公式サイトでは、「MicrosoftからPCの正式的ライセンスを持つWindows 10 Pro OSを提供」という記載が確認できます。メーカー自身が正規ライセンスであることを謳っているのは大きなポイントです。
実際の購入者からも報告がある
個人ブログでの購入レポートや、SNSでのユーザー投稿を見ても、Minisforum製品が正規のOEMライセンスであることを示す情報が複数見つかっています。たとえば、あるユーザーは触った6台のMinisforum製品すべてがOEMライセンスだったと報告していました。
ミニPC比較サイトの評価でも安全と判断されている
複数のレビューサイトや比較サイトでも、Minisforumは「ボリュームライセンス問題が指摘されていないメーカー」として評価されています。日本の家電量販店でも取り扱いがあることからも、一定の信頼性があると言えるでしょう。
ボリュームライセンスだと何が起こるの?
そもそもなぜボリュームライセンスが問題視されるのか。最悪の場合、以下のようなリスクが考えられます。
- ライセンス認証が突然無効になる
- Windows Updateができなくなる
- マイクロソフトの正規サポートを受けられない
- 場合によってはOSの再インストールが必要になる
特に「購入後しばらく経ってから認証切れが発生する」というパターンが多く、初期設定時は問題なく動くのに、ある日突然「Windowsのライセンス認証をしてください」というメッセージが出て慌てることになりかねません。
自分のPCのライセンスを確認する方法
すでにMinisforum製品を持っていて、「本当に大丈夫かな?」と不安な方は、自分で確認することもできます。
コマンドでの確認手順
- キーボードの
Windowsキー + Rを押す - 「ファイル名を指定して実行」に
cmdと入力してEnter - コマンドプロンプトが開いたら、
slmgr /dliと入力してEnter - ポップアップが表示されるので、ライセンスの種類を確認する
ここで表示されるチャンネル名が「OEM」または「Retail」であれば、正規のライセンスです。もし「VOLUME_MAK」や「GVLK」などと表示された場合は、ボリュームライセンスの可能性があります。
Minisforum製品の多くの報告では「OEM」が表示されているようです。
他のミニPCメーカーと比較すると?
Minisforumと同じく中国のミニPCメーカーには、GMKtecやCHUWI、GEEKOM、Beelink、TRIGKEYなどがあります。
これらのメーカーの中で、GMKtecやCHUWIもMinisforumと同様に正規OEMライセンスを使用しているという報告が複数あります。一方で、BeelinkやTRIGKEYは製品によってボリュームライセンスが使われているケースがあるとも言われており、メーカーや製品ごとに差があるのが実情です。
つまり、Minisforumはその中でも比較的ライセンス面での信頼性が高いと評価できるでしょう。
それでも不安な場合の対処法
もしどうしてもライセンスが気になるなら、以下のような対策を取るのもひとつです。
- 日本公式サイトまたは正規販売代理店から購入する:並行輸入品よりも公式ルートの方が信頼性が高いです
- OSが付属しないモデルを選ぶ:Minisforumには「准系统(ベアボーン)」と呼ばれる、OSなしのモデルもあります。自分で正規のWindowsライセンスを購入してインストールすれば、ライセンス問題は完全に回避できます
- 購入後すぐに確認する:不安なら届いたらすぐに
slmgr /dliコマンドで確認しましょう
よくある質問
Q. Minisforumは中華PCだけど大丈夫?
A. 中国メーカーであることは事実ですが、ライセンス面に関しては現時点で問題を示す情報はほとんどありません。むしろ、複数の情報源で正規ライセンスと報告されています。とはいえ、完璧を求める方は国内メーカー製を選ぶのが無難でしょう。
Q. もし不正なライセンスだったらどうすればいい?
A. 購入元に問い合わせるのが第一です。もし販売店が対応しない場合は、正規のWindowsプロダクトキーを購入して再認証するか、OSをクリーンインストールすることを検討してください。
Q. ライセンス以外でMinisforumを選ぶメリットは?
A. 最大の魅力はコストパフォーマンスです。同じスペックの国内メーカー製と比べると、かなり安価で手に入ります。また、コンパクトなサイズながら十分な性能を持つ製品が多く、デスク周りをスッキリさせたい方にも人気です。
まとめ:Minisforumのライセンスは信用できる
ここまで見てきたように、MinisforumのWindowsライセンスは正規のOEMライセンスであるという情報が複数確認できています。
もちろん、「100%絶対に大丈夫」と断言するのは難しい面もあります。しかし、公式サイトでの明記、複数の購入者レポート、レビューサイトでの評価を総合すると、現時点でMinisforumのライセンスを過度に心配する必要はなさそうだと言えるでしょう。
ミニPCを選ぶ際は、ライセンス面でのリスクを減らすために、販売ルートをしっかり選ぶことも大切です。Amazonなどでの並行輸入品ではなく、日本公式サイトや正規代理店から購入すれば、さらに安心できます。
もしどうしても気になるなら、OSなしのモデルを選んで自分で正規ライセンスを用意するのも確実な方法です。
Minisforum のミニPCは、コスパと信頼性のバランスが取れた選択肢のひとつと言えるでしょう。購入を検討している方は、ぜひこの記事を判断材料にしてみてください。

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