GMKtecでUbuntuを活用する:デュアルブート対応ミニPCと実際の使用例

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ミニPCを検討していて、「GMKtecってUbuntuで使えるの?」と思ったことはありませんか?

Windowsしか使えないと思われがちなミニPCですが、GMKtecではなんと、最初からWindowsとUbuntuの両方が使える状態で出荷されるモデルがあるんです。しかも、ただ動作するだけじゃなくて、ストレージをたくさん積めてNASみたいに使えたり、AI開発に特化したハイスペックモデルまでラインアップされています。

この記事では、GMKtecのUbuntuプリインストールモデルを、それぞれの特徴や向き不向きを交えながら紹介していきます。

GMKtecのUbuntu対応ミニPCとは

GMKtecは、中国を拠点とするミニPCメーカーです。コンパクトなボディに高い拡張性を備えた製品を多く展開しており、特にここ最近は「Ubuntuをプリインストールしたデュアルブートモデル」を積極的にリリースしています。

デュアルブートとは、1台のPCでWindowsとUbuntuの両方のOSを起動時に選んで使える仕組みのことです。

普段はWindowsで作業をして、開発やサーバー用途でUbuntuを使いたいときに切り替えられるので、1台で2つの環境を手に入れられるのが大きなメリットです。特にエンジニアや、自宅にサーバーを置きたいホームラボ愛好家から注目を集めています。

エントリー向けデュアルブートミニPC:GMKtec NucBox G9

最初に紹介するのは、GMKtec NucBox G9です。

このモデルは、GMKtecのUbuntuプリインストールモデルの中でも最も注目されている製品です。何と言っても、Windows 11 ProとUbuntu 24.10が両方ともプリインストール済みの状態で届くのが特徴です。箱を開けて電源を入れれば、すぐにどちらのOSも使える状態になっています。

特徴とスペック

NucBox G9の主なスペックは以下の通りです。

  • CPU:Intel N150(エントリー向け省電力プロセッサ)
  • RAM:12GB LPDDR5
  • ストレージ:64GB eMMC(Ubuntu用)、512GB SSD(Windows用)
  • M.2スロット:4つ(最大16TBまで拡張可能)
  • ネットワーク:デュアル2.5GbE LAN

特に注目したいのは、4つのM.2スロットデュアル2.5GbE LANです。この構成は、一般的なミニPCではなかなか見られないものです。

M.2スロットが4つもあるということは、それだけ多くのストレージを搭載できるということです。最大16TBまで拡張できるので、写真や動画などの大容量データを保存するのにぴったりです。

また、デュアル2.5GbE LANは、ネットワーク経由でデータを高速に転送したい場合に大きな強みとなります。

メリット

  • デュアルブートが最初から設定済みで、すぐに使い始められる
  • 4つのM.2スロットでストレージ拡張性が非常に高い
  • デュアル2.5GbE LANでネットワーク性能が優れている
  • エントリー価格帯にしては拡張性が突出している

デメリット

  • Intel N150はエントリー向けCPUのため、高負荷な処理には向かない
  • プリインストールのUbuntu 24.10は標準サポートが2025年7月までと短い
  • クリエイティブ作業やゲーム用途には不向き

こんな人に向いています

  • 自宅にNAS(ネットワーク接続ストレージ)を構築したい人
  • ホームラボ環境を低コストで作りたい人
  • ソフトウェア開発の学習やテスト環境が欲しい人
  • WindowsとLinuxの両方を使い分けたい人

こんな人には向いていません

  • 4K動画編集や3Dゲームなど、高い処理能力が必要な人
  • とにかく安いミニPCを探しているだけの人
  • OSのセットアップを自分でしたい人(最初から入っているので)

購入前に知っておきたい注意点

NucBox G9を購入する前に、いくつか知っておいたほうがいいポイントがあります。

まず、プリインストールされているUbuntu 24.10は、標準サポートが2025年7月までです。長期間使い続ける場合は、LTS(Long Term Support)版へのアップグレードを検討したほうがいいでしょう。

次に、デフォルトのユーザー名とパスワードがマニュアルに記載されており、初期状態ではそのまま使えるようになっています。セキュリティの観点から、必ず最初にパスワードを変更しましょう。

また、GMKtecはこの製品に対してNAS専用のソフトウェアを提供していません。NASとして使いたい場合は、TrueNASやUnraidなどのソフトウェアを自分でインストールして設定する必要があります。

AI開発向けデュアルブートモデル:GMKtec NucBox K13

次に紹介するのは、GMKtec NucBox K13です。

2026年3月にアップデートが発表されたこのモデルは、NucBox G9よりも一段上のパフォーマンスを求めるユーザー向けです。こちらもWindowsとUbuntuのデュアルブートに対応しており、さらにOpenClawのプリインストールまたはワンクリックセットアップが特徴です。

特徴とスペック

  • CPU:Intel Core Ultra 7 256V(8コア/8スレッド、最大4.80 GHz)
  • GPU:Intel Arc 140V
  • AI性能:最大115 TOPS
  • RAM:16GB LPDDR5X
  • ストレージ:デュアルM.2 SSDスロット(最大16TB)
  • ネットワーク:5 Gbps LAN、Wi-Fi 6E

NucBox K13の最大の特徴は、AI処理に最適化されたハードウェアです。最大115 TOPSというAI性能は、ローカル環境でAIモデルを実行する際に力を発揮します。

また、OpenClawが最初から使える状態になっている(または簡単にセットアップできる)ので、AI開発環境をゼロから構築する手間が大幅に削減されます。

メリット

  • AIモデルのローカル実行に最適化されたハイスペックマシン
  • 開発環境構築の手間が少ない
  • デュアルブートでWindowsとUbuntuをシームレスに使い分けられる
  • 5 Gbps LANで高速ネットワーク通信が可能

デメリット

  • G9と比較して高価格帯になると推定される
  • エントリーユーザーにはオーバースペックな場合がある

こんな人に向いています

  • AIエンジニアやソフトウェアデベロッパー
  • ローカル環境でAIツールを動かしたい人
  • 開発環境のセットアップにかける時間を短縮したい人
  • パワーユーザーやテクノロジー愛好家

こんな人には向いていません

  • シンプルなNASやホームラボ用途でコストを抑えたい人
  • AI開発に興味がない人
  • 予算を最優先する人

ハイエンドAI/クリエイター向け:GMKtec EVO-X2 AI

もう一つ、GMKtecのハイエンドモデルとしてGMKtec EVO-X2 AIも紹介しておきます。

こちらはWindows 11とUbuntuに対応した、まさに「桁違い」のスペックを持つミニPCです。

特徴とスペック

  • CPU:AMD Ryzen AI Max+ 395
  • RAM:128GB LPDDR5X-8000
  • ストレージ:2TB SSD(最大8TBまで拡張可能)
  • GPU:AMD Radeon 8060S
  • ネットワーク:Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4

128GBものRAMを搭載しているという点が、まず驚きです。これだけのメモリがあれば、大規模なLLM(大規模言語モデル)をローカル環境で実行することも可能になります。

また、AMD Radeon 8060Sという強力なGPUも搭載しているので、クリエイティブ作業や機械学習のトレーニングなど、高負荷な処理もこなせます。

メリット

  • 圧倒的なメモリ容量とGPU性能
  • 大規模LLMのローカル実行が可能
  • プロフェッショナル向けの開発・クリエイティブワークに対応
  • WindowsとUbuntu両方で高性能を発揮

デメリット

  • 非常に高価格($2000~$2600という情報がある)
  • 一般的なユースケースではオーバースペック

こんな人に向いています

  • ローカルで大規模なAIモデルを動かしたい研究者や開発者
  • プロフェッショナル向けのクリエイティブ作業を行う人
  • とにかく最高スペックのミニPCが欲しい人
  • 予算をあまり気にしない人

こんな人には向いていません

  • 予算が限られている人
  • エントリー向けのNASやホームラボ用途の人
  • 特に高性能を必要としていない人

GMKtecでUbuntuを使う際のよくある疑問

ここからは、GMKtecのUbuntuモデルを検討する際によく出てくる疑問に答えていきます。

Q1. Ubuntuのバージョンは何が入っているの?

NucBox G9にはUbuntu 24.10がプリインストールされています。ただし、24.10は標準サポートが2025年7月までと短いバージョンです。長期間使い続けたい場合は、24.04 LTSなどの長期サポート版へのアップグレードを検討しましょう。

NucBox K13とEVO-X2 AIについては、具体的なUbuntuのバージョンは公開情報では確認できていませんが、デュアルブート対応が謳われています。

Q2. NASとして使えるの?

NucBox G9は、4つのM.2スロットとデュアル2.5GbE LANを備えているため、NAS用途に非常に適したハードウェアです。ただし、GMKtecはNAS専用ソフトウェアを提供していないので、TrueNASやUnraidなどのソフトウェアを自分でインストールして構築する必要があります。

Q3. デフォルトのユーザー名とパスワードは?

NucBox G9にはデフォルトのユーザー名とパスワードが設定されており、マニュアルに記載されています。これは誰でも知ることができる状態なので、初期設定で必ずパスワードを変更しましょう。

Q4. 自分でUbuntuをインストールすることはできる?

NucBox G9は最初からUbuntuが入っていますが、他のGMKtecモデルでもユーザーが自分でUbuntuをインストールしている事例はあります。ただし、すべてのモデルで動作が公式に保証されているわけではないので、自己責任で行う必要があります。

GMKtecのUbuntuモデルを選ぶ際のポイント

最後に、GMKtecのUbuntu対応ミニPCを選ぶ際のポイントを整理しておきます。

用途で選ぶ

  • NASやホームラボを低コストで始めたい → NucBox G9
  • AI開発や高度なソフトウェア開発を行いたい → NucBox K13
  • 最高峰のスペックで大規模AIモデルを動かしたい → EVO-X2 AI

予算で選ぶ

NucBox G9はエントリー向けの価格帯(約$259から)で、コストパフォーマンスに優れています。一方、EVO-X2 AIは$2000以上のハイエンドモデルです。K13はその中間に位置すると考えられます。

拡張性で選ぶ

ストレージ拡張性を重視するなら、4つのM.2スロットを持つNucBox G9が最適です。K13はデュアルM.2スロット、EVO-X2 AIは最大8TBまで拡張可能です。

注意点を再確認

どのモデルを選ぶにしても、以下の点は押さえておきましょう。

  • プリインストールされたUbuntuのバージョンとサポート期間を確認する
  • 初期設定でデフォルトのパスワードを必ず変更する
  • NAS用途の場合は、自分でソフトウェアを用意する必要がある
  • 価格やスペックは変更される可能性があるので、購入前に公式情報を確認する

まとめ:GMKtecのUbuntuモデルで広がる選択肢

GMKtecは、WindowsとUbuntuのデュアルブートが最初から使えるミニPCを複数展開しています。

エントリーモデルのGMKtec NucBox G9は、4つのM.2スロットとデュアル2.5GbE LANを備えた拡張性の高さが魅力で、NASやホームラボ用途に最適です。

AI開発向けのGMKtec NucBox K13は、最大115 TOPSのAI性能とOpenClaw対応で、開発環境を素早く構築したいエンジニアにおすすめです。

ハイエンドモデルのGMKtec EVO-X2 AIは、128GB RAMと強力なGPUで、大規模なAIモデルをローカルで動かしたいプロフェッショナル向けです。

どのモデルも、WindowsとUbuntuを1台で使い分けられるという利便性は共通しています。自分の目的や予算に合わせて、最適なモデルを選んでみてください。

気になるモデルがあれば、公式サイトや販売ページで最新の情報を確認したうえで検討することをおすすめします。

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