ミニPCを選ぶとき、気になるのがメモリの増設ですよね。「BMAXのミニPCって、あとからメモリを増やせるの?」「購入後に容量が足りなくなったらどうしよう?」――そんな不安をお持ちの方も多いはず。
この記事では、BMAXミニPCのメモリ増設について、モデルごとに「できるかどうか」「最大容量はどのくらいか」「注意点は何か」をまとめて解説します。自分のPCが増設対象かどうか、購入前に確認したい方はぜひ最後までご覧ください。
BMAXミニPCのメモリ増設はモデルによって異なる
結論から言うと、BMAXミニPCはモデルによってメモリ増設の可否が大きく異なります。一部のモデルはメモリを簡単に増設・交換できる一方で、メモリが基板に直付け(オンボード)されていて増設が実質的に不可能なモデルもあるんです。
「BMAXのミニPCならどれも同じでしょ?」と思っていると、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。ここからは、代表的なモデルをピックアップして、メモリ増設の可否や上限を詳しく見ていきましょう。
【メモリ増設可能】BMAX B3 Pro
まず最初にご紹介するのは、BMAX B3 Proです。このモデルはメモリ増設が可能で、比較的カスタマイズしやすい仕様になっています。
特徴とスペック
Bmax B3 Proは、Intel N4500プロセッサを搭載したエントリークラスのミニPCです。標準で8GBのDDR4メモリが搭載されており、ストレージは256GBのSATA SSDが採用されています。
このモデルの最大の魅力は、メモリスロットが2つ搭載されていること。公式販売ページの情報によると、最大64GBまでメモリを増設できるとのことです。
メリット
- メモリを最大64GBまで拡張できる
- 2つのスロットがあるため、デュアルチャンネル構成も可能
- ストレージもNVMeとSATAのデュアルスロット対応で拡張性が高い
- コストパフォーマンスに優れている
デメリット
- CPU性能はエントリークラスのため、本格的なゲームや動画編集には不向き
- メモリを増設しても、CPUがボトルネックになるケースがある
こんな人に向いています
- 事務作業やWebブラウジング、動画視聴がメインの人
- メモリを増設して快適性をアップさせたい人
- 予算を抑えつつ、ある程度の拡張性を確保したい人
こんな人には向いていません
- ハイエンドなゲーミングPCを求めている人
- 動画編集や3Dレンダリングなどの高負荷作業を行う人
- メモリ増設をまったく考えていない人でも、初期スペックで十分なら候補になります
購入・増設時の注意点
メモリを増設する際は、DDR4のSO-DIMM規格に対応したメモリモジュールを選ぶ必要があります。一般的なデスクトップPC用のメモリ(DIMM)とは形状が異なるので、間違えないように気をつけてください。
また、メモリの増設作業は自己責任で行うことになります。作業中にPCを破損させたり、静電気で基板を痛めたりするリスクもあるため、不安な方は専門業者に依頼するのもひとつの手です。
【増設は実質不可】BMAX B1 Plus
次にご紹介するのは、Bmax B1 Plusです。このモデルはメモリ増設が実質的に不可能なタイプなので、注意が必要です。
特徴とスペック
BMAX B1 Plusは、Intel Celeron J3355プロセッサを搭載したエントリーモデルです。標準で6GBのLPDDR3メモリを搭載していますが、このメモリはオンボード(基板直付け) と推測される仕様になっています。
商品説明では「LPDDR3」という表記があり、この「L」は「Low Power」を意味し、通常は基板に直接実装されるタイプのメモリを示します。そのため、ユーザー自身での交換や増設は基本的にできません。
メリット
- 価格が非常に安い
- ストレージはデュアルSSDスロット(SATA/NVMe対応)で最大8TBまで拡張可能
デメリット
- メモリが6GBと少なめ(Windows 11の推奨環境は4GBですが、実際の使用では動作が重く感じる可能性があります)
- メモリ増設・交換ができないため、後から容量を増やすことができない
- CPU性能が低く、複数タスクには不向き
こんな人に向いています
- メモリ増設をまったく考えていない人
- とにかく予算を最優先したい人
- ファイルサーバーなど、特定の単一用途で使う人
こんな人には向いていません
- メモリ増設を検討している人
- 快適なWindows 11の動作を求める人
- 将来的にメモリ不足を心配している人
購入時の注意点
「安いから」という理由だけで購入すると、後々「動作が遅い」「メモリが足りない」と後悔するかもしれません。このモデルを検討する場合は、あらかじめ「メモリは増設できない」という制約を理解したうえで選ぶようにしましょう。
【増設は不可だが要チェック】BMAX B6 Pro
BMAX B6 Proについても触れておきます。このモデルは比較的新しい製品ですが、メモリがオンボードのため増設はできません。
購入時にメモリ容量を選択できる場合がありますが、後から増やすことは基本的にできないと考えておいたほうがよいでしょう。
メモリ増設の前に確認すべき3つのポイント
「自分のBMAXミニPCはメモリ増設できるのかな?」と迷ったときは、以下の3つを確認してみてください。
1. 製品の型番を確認する
本体底面や購入時の商品ページで、正確な型番を確認しましょう。同じシリーズ名でも世代や仕様が異なる場合があります。
2. メモリの仕様を調べる
公式販売ページや取扱説明書で、以下の点をチェックしてください。
- メモリの規格(DDR3 / DDR4 / DDR5 / LPDDRなど)
- スロット数(空きスロットがあるか)
- 最大対応容量
3. 実際に開けてみる前に情報を集める
いきなり本体を開けるのではなく、まずはネット上の実機レビューやユーザー報告を参考にするのが安全です。とはいえ、個人の検証結果はあくまで参考程度にとどめ、最終的にはご自身の目で確認するようにしてください。
メモリ増設作業でよくある失敗と注意点
もし増設可能なモデルをお持ちで、実際に作業をする場合は、以下のポイントに気をつけてください。
静電気対策を忘れずに
PC内部の部品は静電気に非常に弱いです。作業前には必ず金属製のドアノブなどに触れて、体の静電気を逃がしてから作業を始めましょう。静電気対策用のリストストラップを使うのが理想的です。
対応規格を間違えない
先述のとおり、ミニPCで使われるメモリはSO-DIMMというノートPC用の小型規格です。デスクトップPC用のDIMMメモリは物理的にサイズが異なるため、無理に差し込もうとすると破損の原因になります。
保証が無効になる可能性がある
自分でPCを開けて部品を交換すると、メーカー保証が無効になる場合があります。保証期間中であれば、メモリ増設はサポート対象外の行為とみなされることが多いので、その点も理解したうえで作業するようにしましょう。
よくある質問
Q. BMAXミニPCのメモリを増設すると保証は切れますか?
A. 基本的には自己責任での作業となり、メーカー保証が無効になる可能性があります。公式サポートに確認するのが確実ですが、多くの場合「ユーザーによる改造」は保証対象外となります。
Q. どのメーカーのメモリを選べばいいですか?
A. 相性問題が発生する可能性もあるため、まずはPCに搭載されているメモリと同じメーカー・同じ規格のものを選ぶのが無難です。それでも動作しないケースもあるため、返品・交換が可能な販売店で購入することをおすすめします。
Q. 16GBから32GBに増設すると体感速度は変わりますか?
A. 使用しているアプリや作業内容によります。ブラウザのタブを多数開く、メモリを多く使うソフトを動かすといった場合は効果を実感しやすいですが、普段の使用でメモリを使い切っていない場合は、あまり変化を感じられないこともあります。
まとめ:自分のモデルに合った判断を
BMAXミニPCのメモリ増設は、モデルごとに可否が大きく分かれることがわかりました。
| モデル名 | メモリ増設の可否 | 最大容量 | メモリ規格 |
|---|---|---|---|
| BMAX B3 Pro | 可能(2スロット) | 最大64GB | DDR4 SO-DIMM |
| BMAX B4 Plus | 交換のみ(1スロット) | 不明 | DDR4 |
| BMAX B1 Plus | 不可(オンボード) | 6GB固定 | LPDDR3 |
| BMAX B6 Pro | 不可(オンボード) | 購入時選択 | 不明 |
購入前に「後でメモリを増設したい」と考えているなら、最初から増設可能なモデルを選ぶのが賢明です。一方で「今のスペックで十分」「予算を最優先したい」という場合は、増設不可のモデルでも選択肢になります。
メモリ増設はPCのパフォーマンスを手軽に向上させる有効な手段ですが、まずは自分のPCが増設に対応しているかどうかをしっかり見極めることが大切です。この記事が、皆さんのBMAXミニPC選びやメモリ増設の判断材料になれば幸いです。

コメント