Chromeboxとは?特徴やできることを徹底解説 – 小型デスクトップPCの基礎知識

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  1. Chromeboxとは?基本の定義をわかりやすく解説
  2. Chromebookとの違いは?ノートPCとデスクトップPCの関係性
  3. Chromeboxでできること・できないことを整理
    1. Chromeboxでできること
    2. Chromeboxでできないこと(注意が必要なこと)
  4. Chromeboxのメリット:なぜ選ばれているのか
    1. 価格が比較的安い
    2. 起動が速い
    3. ウイルス対策が比較的容易
    4. 自動更新で最新状態を維持
    5. 複数人での共有に向いている
  5. Chromeboxのデメリット:購入前に知っておくべきこと
    1. インターネット接続がほぼ必須
    2. 使い慣れたWindows/Macソフトが使えない
    3. 有線プリンターには非対応
    4. サポート期限がある(Auto Update Expiration)
  6. Chromeboxはどんな人に向いているのか
    1. こんな人におすすめ
    2. こんな人には向いていない可能性がある
  7. 主なメーカーと製品の特徴
    1. ASUS Chromebox
    2. HP Chromebox
    3. Acer Chromebox
    4. AOPEN Chromebox
    5. CTL Chromebox
  8. Chromeboxを購入する前にチェックすべきポイント
    1. サポート期限(Auto Update Expiration)を確認する
    2. 自分の使い方でWindows/Macソフトが必要かどうか
    3. インターネット環境は安定しているか
    4. 無線プリンターを持っているか
  9. よくある質問
    1. Q. Microsoft WordやExcelは使えますか?
    2. Q. オフラインでも作業できますか?
    3. Q. どのメーカーのChromeboxを選べばいいですか?
    4. Q. デベロッパーモードって何ですか?
  10. Chromeboxを選ぶときのまとめ

Chromeboxとは?基本の定義をわかりやすく解説

「Chromebox(クロームボックス)」とは、GoogleのChromeOS(クロームオーエス)を搭載した小型のデスクトップパソコンです。

スマートフォンで言えば「Android」にあたるOS(基本ソフト)を「ChromeOS」として搭載している、というイメージを持っていただければわかりやすいでしょう。

Chromeboxは、ノートパソコンタイプの「Chromebook」のデスクトップ版という位置付けです。本体がキーボードとディスプレイに一体化しているChromebookに対して、Chromeboxはキーボードやマウス、モニターを自分で準備して接続して使います。

初代モデルは2012年5月29日にSamsungから発売されました。現在は、ASUS ChromeboxHP ChromeboxAcer Chromeboxなど、複数のメーカーから製品が提供されています。

Chromebookとの違いは?ノートPCとデスクトップPCの関係性

Chromeboxを理解するうえで、Chromebookとの違いを押さえておくと、より特徴がつかみやすくなります。

Chromebookはバッテリーとディスプレイ、キーボードが一体になったノートパソコンです。持ち運びができるため、外出先やカフェ、学校や職場と家の間で持ち歩く用途に向いています。

一方、Chromeboxはデスクトップパソコンです。本体だけが単体で存在し、自宅やオフィスの机に置いて、外部モニターやキーボード、マウスをつなげて使います。持ち運びは想定されていません。

中身のOSは同じChromeOSです。つまり、「同じソフトウェアを、持ち運べるタイプか、据え置きタイプか」という違いがChromebookとChromeboxの最も大きなポイントになります。

Chromeboxでできること・できないことを整理

Chromeboxで何ができて、何ができないのかを整理しておきましょう。

Chromeboxでできること

  • Webサイトの閲覧(Chromeブラウザが標準搭載)
  • GmailやGoogleカレンダーなどのGoogleサービス
  • YouTubeでの動画視聴
  • Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドを使った文書作成や表計算
  • Microsoft Office Online(無料のWeb版Word、Excel、PowerPoint)の利用
  • ZoomやGoogle Meetを使ったオンライン会議
  • NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービス
  • Androidアプリの動作(対応モデルの場合)
  • 無線プリンターでの印刷

Chromeboxでできないこと(注意が必要なこと)

  • 一般的なWindows用ソフト(例:通常版のMicrosoft Office、Adobe Photoshopなど)は動作しない
  • Mac用ソフトも動作しない
  • 有線プリンターはサポートされていない(無線プリンターのみ対応)
  • インターネット接続がないと、できることが大幅に制限される(オフラインでもGoogleドキュメントなど一部は作業可能)

「WindowsやMacの代わりになるのか?」という質問を受けることがありますが、結論としては「用途によっては代わりになるが、完全な代替にはならない」というのが正確な答えです。

Webブラウザとクラウドサービスだけで完結する作業なら快適に使えます。しかし、「会社で使っているあのWindowsソフトを動かしたい」という場合には、Chromeboxは適していません。

Chromeboxのメリット:なぜ選ばれているのか

価格が比較的安い

一般的なWindowsデスクトップPCと比べると、Chromeboxは比較的手頃な価格帯から購入できます。

起動が速い

ChromeOSは軽量なOSのため、電源を入れてから使えるようになるまでの時間が非常に短いです。スリープからの復帰も一瞬です。

ウイルス対策が比較的容易

ChromeOSは設計上、ウイルスやマルウェアの影響を受けにくい構造になっています。OSの基本部分が書き換えられないよう保護されているため、一般的なWindows PCのようにウイルス対策ソフトを別途インストールする必要は基本的にありません。

自動更新で最新状態を維持

OSやブラウザのアップデートが自動で行われるため、自分でアップデート作業をする手間がかかりません。常に最新のセキュリティ状態を保てます。

複数人での共有に向いている

デスクに設置して、家族やオフィスのメンバーで共有して使う使い方に適しています。Googleアカウントごとに環境が分かれるため、自分用の設定やブックマークを他人に影響されずに使えます。

Chromeboxのデメリット:購入前に知っておくべきこと

インターネット接続がほぼ必須

クラウドを中心に使う設計のため、インターネットに接続できない環境では機能が大きく制限されます。オフラインでもGoogleドキュメントなどの編集は可能ですが、オンライン時ほど快適ではありません。

使い慣れたWindows/Macソフトが使えない

これが最も大きなデメリットです。普段WindowsやMacで使っているソフトがある場合、Chromeboxではそのソフトをインストールして動かすことはできません。Web版が存在するサービスなら代用できますが、すべてのソフトにWeb版があるわけではありません。

有線プリンターには非対応

プリンターを使う場合、無線LAN経由で接続できるプリンター(無線プリンター)である必要があります。USBで直接接続するタイプのプリンターは使えません。

サポート期限がある(Auto Update Expiration)

各Chromeboxには「Auto Update Expiration(自動更新終了日)」が設定されています。この日を過ぎると、OSやブラウザの自動アップデートが提供されなくなります。アップデートが止まると、セキュリティ面でリスクが高まるため、長く使い続ける場合はこの期限を確認しておく必要があります。

Chromeboxはどんな人に向いているのか

こんな人におすすめ

  • パソコンの作業のほとんどがWebブラウザで完結する人
  • GmailやGoogleドキュメント、Googleスプレッドシートをよく使う人
  • ウイルス対策の手間を減らしたい人
  • 家族やオフィスで共有で使うデスクトップPCを探している人
  • テレワーク用のサブマシンとして、シンプルな環境が欲しい人
  • パソコン初心者で、複雑な設定をしたくない人

こんな人には向いていない可能性がある

  • 普段からWindows専用ソフト(会計ソフトや画像編集ソフトなど)を使っている人
  • Mac専用のアプリを日常的に使っている人
  • インターネット接続が不安定な環境で使う人
  • 有線プリンターしか持っていない人
  • パソコンゲームを楽しみたい人(ゲーム用の高性能グラフィックは搭載されていない)

主なメーカーと製品の特徴

Chromeboxは複数のメーカーから販売されています。それぞれの特徴を紹介します。

ASUS Chromebox

ASUSは台湾の大手パソコンメーカーです。Chromeboxの製品ラインナップが比較的豊富で、家庭用からビジネス用まで幅広いモデルを展開しています。コンパクトな筐体デザインで、机の上に置いても場所を取りません。

特徴: モデルによってCPU(Celeron / Core i3など)やRAM(2GB~8GB)、ストレージ(16GB~64GB SSD)が選択できる場合がある。

HP Chromebox

HPはアメリカの老舗パソコンメーカーです。ビジネス向けの信頼性に定評があり、オフィスでの導入を考えている人に向いています。ポート構成が充実しているモデルもあり、HDMIやDisplayPort、USBポート、SDカードスロットなどが搭載されています。

Acer Chromebox

Acerも台湾の主要メーカーで、コストパフォーマンスの高さが特徴です。教育機関や家庭での採用例が多いメーカーです。

AOPEN Chromebox

AOPENはAcerグループのブランドで、商用向けChromeboxを専門に提供しています。デジタルサイネージ(店内の大型ディスプレイで動画や広告を表示するシステム)や、複数拠点での端末集中管理が必要なビジネス向けです。一般消費者向けというよりは、企業向けの製品と考えるとよいでしょう。

CTL Chromebox

CTLはアメリカのメーカーで、教育機関や政府機関向けのChromebook・Chromeboxを多く手がけています。日本ではあまり知名度が高くありませんが、教育分野での実績があります。

Chromeboxを購入する前にチェックすべきポイント

サポート期限(Auto Update Expiration)を確認する

Chromeboxを中古や格安で見つけた場合、必ずAuto Update Expiration(AUE)を確認してください。AUEが過ぎているモデルはセキュリティ更新が停止しており、安全に使い続けることが難しくなります。

具体的には、2012~2014年ごろに発売された初代Samsung ChromeboxやDell Chromebox、ASUS Chromebox CN60などはすでにAUEが終了しています。これらのモデルはたとえ動作しても、インターネットに接続するのはリスクがあるため、購入を避けるべきです。

自分の使い方でWindows/Macソフトが必要かどうか

「普段何をパソコンでやっているか」を具体的に書き出してみましょう。すべてWebブラウザでできるならChromeboxは有力な選択肢です。「どうしてもこれだけはWindowsじゃないとできない」というソフトがひとつでもあるなら、無理にChromeboxを選ぶ必要はありません。

インターネット環境は安定しているか

自宅やオフィスのインターネット回線が安定しているかどうかも重要です。Wi-Fiが頻繁に切れる環境や、モバイルルーターで接続しているような環境では、Chromeboxの良さを活かしきれない可能性があります。

無線プリンターを持っているか

印刷をする必要がある場合は、無線LAN対応のプリンターが必要です。お使いのプリンターが無線に対応しているか、事前に確認しておきましょう。

よくある質問

Q. Microsoft WordやExcelは使えますか?

A. Web版のMicrosoft Office Online(Word、Excel、PowerPoint)は無料で利用できます。ただし、通常のWindows版Officeのような豊富な機能は搭載されていません。基本的な文書作成や表計算であれば問題なく使えます。

Q. オフラインでも作業できますか?

A. 可能です。Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドはオフラインモードに対応しています。事前にオフライン設定をしておくことで、インターネットがつながらない場所でも編集や閲覧ができます。ただし、完全にオフラインで使う場合は、できることは限られる点に注意が必要です。

Q. どのメーカーのChromeboxを選べばいいですか?

A. 予算と必要なスペック(CPU、RAM、ストレージ容量)で選ぶのが基本です。大きな違いはなく、価格とサポート期間で比較することをおすすめします。また、どのメーカーでもAuto Update Expirationはモデルによって異なるため、購入前に必ず確認しましょう。

Q. デベロッパーモードって何ですか?

A. Chromeboxには「デベロッパーモード」という開発者向けの特別なモードがあります。これを有効にすると、他のOSを起動したり、コマンドシェルにアクセスできるようになります。ただし、デベロッパーモードを有効にするとセキュリティ機能の一部が無効化され、メーカーの保証対象外となります。一般のユーザーが有効にする必要は基本的にありません。

Chromeboxを選ぶときのまとめ

Chromeboxは、「Webとクラウドだけで十分な人」にとって非常に使いやすいデスクトップPCです。

  • WindowsやMacのような複雑な設定が不要
  • ウイルス対策の手間が少ない
  • 起動が速く、サクサク動く
  • 価格も比較的抑えめ

一方で、「どうしてもこのWindowsソフトが使いたい」という場合や、「インターネットがなくてもガッツリ作業したい」という場合には、選択肢から外したほうが無難です。

購入を検討するときは、以下の点を確認してから決めましょう。

  1. 自分の作業の9割以上がWebブラウザで完結するか
  2. 必要なソフトのWeb版や代替サービスがあるか
  3. 無線LAN環境と無線プリンターがあるか
  4. Auto Update Expirationが十分先のモデルか

これらの条件を満たしていれば、Chromeboxは非常に有力な選択肢になります。

まずは自分の使い方を整理して、Chromeboxが向いているタイプかどうかを見極めてみてください。もしChromeboxが自分のスタイルに合いそうなら、各メーカーの最新モデルを比較しながら、サポート期限にも注意して選んでみてはいかがでしょうか。

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