超小型ながら高い拡張性とAI処理性能を備えたミニPCとして注目を集めている「Minisforum AI X1」。気になるスペックや価格、モデルごとの違いを整理して、あなたにぴったりの選び方を解説します。
Minisforum AI X1とは?超小型ボディに詰め込まれた高性能ミニPC
Minisforum AI X1は、手のひらに収まるコンパクトサイズ(128×126×52mm、重量約0.6kg)ながら、最新のAMD Ryzenプロセッサを搭載した高性能ミニPCです。
特筆すべきは、OCuLinkポートとUSB4ポートの両方を備えている点。外付けGPU(eGPU)や高速ストレージ、高解像度ディスプレイなど、多彩な周辺機器と柔軟に接続できる拡張性の高さが最大の魅力です。
さらに、最大4画面同時出力に対応し、HDMI 2.1やDisplayPort 2.0、2.5G LAN、Wi-Fi 7といった最新インターフェースも完備。オフィスワークからクリエイティブ作業、AI活用まで幅広い用途をカバーできるモデルです。
2026年モデルでラインナップが更新。現在販売中のCPUモデルを整理
Minisforum AI X1は、2025年3月に初めて発表されました。その後、2026年1月にCPUラインナップが更新され、現在は以下の2種類のCPU搭載モデルが販売されています。
- AMD Ryzen™ 7 255搭載モデル(エントリー〜ミドルクラス)
- AMD Ryzen™ AI 9 HX 470搭載モデル(ハイエンドクラス)
以前販売されていたRyzen 7 260搭載モデルやRyzen AI 9 365搭載モデルは、現行ラインナップからは切り替わっています。中古市場などで見かける可能性はありますが、新規購入を検討する場合は上記2種類が選択肢になります。
各モデルのスペックと特徴を比較
AMD Ryzen™ 7 255搭載モデル
こちらはHawk Point世代のZen 4アーキテクチャを採用したCPUを搭載。8コア/16スレッドで最大4.9GHzの動作クロックを誇ります。
グラフィックスはRadeon 780Mを内蔵し、NPU性能は約16 TOPS。日常的なオフィスワークやWebブラウジング、動画視聴はもちろん、ライトなゲームや写真編集程度であれば十分にこなせる性能です。
こんな人に向いています
- 予算を抑えつつ高性能なミニPCが欲しい
- オフィスワークや動画視聴がメイン
- 外付けGPUを使う予定は当面ない
こんな人には向いていません
- 最新のAI処理や大規模言語モデル(LLM)をローカルで動かしたい
- 高画質設定で最新ゲームをプレイしたい
- 動画編集や3Dレンダリングを頻繁に行う
AMD Ryzen™ AI 9 HX 470搭載モデル
こちらはGorgon Point世代の最新APUを搭載したハイエンドモデル。12コア/24スレッド、最大5.2GHzの高クロックを実現しています。
グラフィックスはRadeon 890Mを内蔵し、従来モデルから大幅なGPU性能向上が期待されています。NPU性能は最大55 TOPS(総合で最大80 TOPSとも言われています)と、ローカルAI処理に非常に強いのが特徴です。
また、サポートメモリ容量も最大128GBまで拡張可能。AI開発や大規模データ処理、高負荷なクリエイティブワークでも快適に動作します。
こんな人に向いています
- AI開発や機械学習をローカル環境で行いたい
- ゲーミングPCとしても使いたい
- 4K動画編集や3Dモデリングなどのクリエイティブワークを行う
- 将来を見据えて高性能なマシンを選びたい
こんな人には向いていません
- 予算を最優先したい
- オフィスワークやWeb閲覧だけで十分
- 省電力や静音性を重視する
両モデル共通の基本スペックと特徴
どのCPUモデルを選んでも、筐体サイズや基本インターフェースは共通です。
- サイズ: 128×126×52mm、重量約0.6kg
- 対応メモリ: DDR5(最大64GBまたは128GB、モデルにより異なる)
- ストレージ: M.2スロットを2基搭載
- 映像出力: HDMI 2.1、DisplayPort 2.0、USB4(映像出力対応)で最大4画面同時出力可能
- インターフェース: OCuLinkポート×1、USB4ポート×2(前面・背面各1)、USB3.2ポート、2.5G LAN、Wi-Fi 7、Bluetooth対応
- 電源: 外部ACアダプター方式
特に注目したいのはOCuLinkポート。PCIe接続により外付けGPUをほぼロスなく接続できるため、小型PCの弱点であるグラフィックス性能を大幅に補うことができます。公式発表では「約90%の性能を活かせる」とされています。
上位モデル「Minisforum AI X1 Pro」との違い
同じシリーズには「Minisforum AI X1 Pro」という上位モデルも存在します。AI X1とAI X1 Proは、同じ「AI X1」という名前を含みますが、筐体サイズや価格帯が大きく異なる別製品です。
AI X1 Proの主な特徴
- より大型の筐体(内蔵電源方式)
- Ryzen AI 9 HX 370またはHX 470搭載
- M.2スロットが3基
- SDカードリーダー搭載
- 指紋認証センサー搭載
- 重量は約1.5kg
AI X1 Proはさらに高い拡張性と性能を求めるユーザー向けですが、コンパクトさとコストパフォーマンスを重視するならAI X1シリーズが適しています。購入時はこの点を間違えないように注意しましょう。
よくある疑問
Q. OCuLinkで外付けGPUは本当に使えるの?
はい。公式情報でOCuLinkポート経由のeGPU接続に対応していることが明記されています。対応ドライバや電源周りに注意すれば、デスクトップ並みのグラフィックス性能を引き出せる可能性があります。
Q. Ryzen 7 255とRyzen AI 9 HX 470、どっちを選べばいい?
予算と用途次第です。AI活用や高負荷ゲーム、動画編集を視野に入れるならHX 470一択。オフィスワークやWeb閲覧、軽いゲームまでならRyzen 7 255でも十分です。価格差はあるので、将来的な使い道も含めて検討するとよいでしょう。
Q. メモリとSSDは自分で増設できる?
はい。ベアボーン(メモリ・SSD・OSなし)を購入すれば、自分好みのパーツを組み込めます。完成品モデルも販売されていますので、手間をかけたくない人はそちらがおすすめです。最新の価格や在庫状況は公式サイトでご確認ください。
まとめ:Minisforum AI X1は拡張性とコンパクトさを両立した次世代ミニPC
Minisforum AI X1は、超小型ボディにOCuLinkやUSB4といった拡張性の高いインターフェースを詰め込んだ、新しいスタイルのミニPCです。
2026年1月のラインナップ更新により、CPU選択肢がRyzen 7 255とRyzen AI 9 HX 470の2種類に整理されました。購入を検討する際は、今後の使い道や予算と照らし合わせて、自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。
より詳しいスペックや価格、キャンペーン情報は、必ずMinisforum公式サイトで最新情報をご確認ください。

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