「最近なんか動作がもっさりしてきたな…」
「買ったばかりだけど、余計なソフトが入ってるのがどうしても気になる」
「SSDを大容量に交換したいけど、OSの入れ直し方なんてすっかり忘れたよ…」
そんなモヤモヤを抱えているあなたへ。
この記事では、GMKtec ミニPCのクリーンインストール手順を、画面を見ながらそのまま真似できるレベルで徹底解説します。
必要なものの準備から、つまずきがちなドライバの話、インストール後の確認まで。
この通りに進めれば、あなたのミニPCは今日、生まれ変わったようにサクサク動き出しますよ。
なぜGMKtecミニPCをクリーンインストールするのか
「初期化」と「クリーンインストール」って何が違うの?という声、よく聞きます。
簡単に言うとこんな感じです。
- 初期化(PCのリセット):今のWindowsをベースに、出荷時または更新済みの状態に戻す。手軽だけど、大元のシステムに問題があると引き継ぐことも。
- クリーンインストール:USBメモリからWindowsを完全新規で入れ直す。SSDの中身を完全に消して、まっさらな状態から構築するので、最も確実に「おかしなクセ」をリセットできる。
GMKtecのミニPCは、正直なところ出荷状態でもほぼブロートウェア(不要ソフト)は入っていません。なので、「動作が不安定だから」という明確な理由がなければ、後述するWindows標準の初期化でも十分なケースは多いです。
ただ、次のような目的があるなら、クリーンインストール一択です。
- 内蔵SSDをより高速なものや大容量なものに交換したい
- ウイルス感染など、システム深部のトラブルを完全に無かったことにしたい
- 自分だけのまっさらな環境をゼロから作りたい
目的をはっきりさせておくと、後の手順で迷わず済みますよ。
クリーンインストール前に絶対に準備するもの
「いざ始めよう!」と意気込んだのはいいけど、必要なものがなくて手が止まる。これが一番もったいない。
事前に以下の3つを揃えておきましょう。
- 別のインターネットに繋がるPC
ドライバのダウンロードに必須です。スマホやタブレットでも代用できる場合がありますが、USBメモリにファイルを移す手間を考えると、Windows PCかMacがあるとスムーズ。 - 8GB以上のUSBメモリ(できれば2つ)
1つはWindowsインストールメディア用。もう1つはドライバ保存用です。1つだけでもやりくりはできますが、後述する「ネットに繋がらない問題」に備えるなら2つあると安心。 - GMKtec公式サイトから落としたドライバファイル
ここが最大の関門です。クリーンインストール直後は、有線LANもWi-Fiも認識されず、ネットに繋がらないのが“普通”だと思ってください。
なので、絶対に事前に、GMKtecの公式サポートページから、あなたの機種専用のドライバをダウンロードしておきます。
機種名はGMKtec NucBox本体の裏面にシールで貼ってあります。「NucBox K2」や「M5 Plus」といった型番を確認し、公式サイトで検索。ドライバパッケージをUSBメモリに保存しておきましょう。
Windowsインストールメディアを作ろう
準備が整ったら、インストール用のUSBメモリを作成します。
- 別のPCで、Microsoftの公式サイトへ行き、「Windows 11 インストール メディアを作成する」ツールをダウンロードします。
- ツールを起動し、挿したUSBメモリを選んで、画面の指示に従うだけ。
- 10~30分ほどで、起動可能なUSBメモリの完成です。
「Windows 10がいいんだけど…」という人も同じ手順で大丈夫。Microsoftのサイトで「Windows 10」のメディア作成ツールを選んでくださいね。
いよいよ本番!クリーンインストール手順
ここからは、あなたのGMKtecミニPCを目の前にして、一緒に操作していきましょう。
1. BIOS設定でUSBメモリから起動する
まず、作ったUSBメモリをGMKtecミニPCに挿します。
電源ボタンを押したら、すぐにキーボードの 「Delete」キー(もしくは「F2」) をトントントン…と連打!
BIOS(青い画面の設定画面)が開いたら、次を確認します。
- 起動順位の変更:「Boot」タブで、一番上に「UEFI: USBメモリの名前」などが来るように設定します。
- Secure BootとTPM 2.0:Windows 11を入れるなら、これが有効になっているか確認。通常はデフォルトで有効ですが、もし無効なら「Enabled」にしておきましょう。
設定を保存して再起動すれば、Windowsのインストーラーが立ち上がります。
2. Windowsのインストール画面でやること
インストーラーが起動したら、基本的には画面の案内に従えばOKです。
- 「プロダクトキーがありません」を選択して大丈夫。GMKtecのミニPCは、ライセンス情報がマザーボードに書き込まれているので、ネットに繋がった時点で自動認証されます。
- 「カスタム:Windows のみをインストールする」を必ず選んでください。
- インストール先の選択では、これまで使っていたパーティションをすべて削除し、「未割り当て領域」になったドライブを選んで「次へ」をクリックします。
ここで「削除」を押すのはちょっと勇気が要りますが、大丈夫。これで完全にまっさらになります。
後は、自動的に再起動がかかり、コルタナさんの音声案内が流れ始めるまでのんびり待ちましょう。
最大の難関「インターネットに繋がらない」を突破する
さて、セットアップ画面。Wi-Fiの接続を求められるところで、案の定「ネットワークが見つからない」状態になっているはずです。
落ち着いて、事前に用意した「ドライバ入りUSBメモリ」の出番です。
- 「ネットワークに接続しましょう」の画面で、
Shiftキーを押しながらF10キーを押します。黒いコマンドプロンプトが開きます。 oobe\bypassnroと入力してEnter。これで再起動がかかり、ネット接続の要求をスキップしてローカルアカウントの作成ができるようになります。- 無事にデスクトップが表示されたら、USBメモリから事前にダウンロードしたWi-Fiドライバ、もしくはLANドライバをインストールします。
- これでようやく、ミニPCがインターネットを認識するようになります。
もし「Shift+F10」が効かない場合は、有線LANケーブルをルーターに直挿ししてみてください。機種によっては、有線だけは認識する場合もあります。
専用ドライバの適用と最終確認
ネットに繋がるようになっても、まだ完了ではありません。
- GMKtec公式ドライバの適用:先ほどのUSBメモリに残っているチップセットやオーディオなどのドライバも忘れずにインストールします。特に、Intel Serial I/O やマザーボード系のドライバを当てないと、一部の機能が動作しないことがあります。
- Windows Updateの実行:「設定」→「Windows Update」から、最新の状態になるまでひたすら更新を繰り返します。時間はかかりますが、ここをサボると後々不具合の原因に。
- ライセンス認証の確認:「設定」→「システム」→「ライセンス認証」を見て、「デジタルライセンスによって認証されています」となっていれば完了です。
GMKtecミニPCクリーンインストールをさらに快適にする周辺機器
OS環境がきれいになったら、ハード面もアップグレードしたくなりませんか?
特にクリーンインストールと相性が良い、おすすめのパーツをご紹介します。
体感速度が激変するSSD換装
ミニPCの分解に慣れてきたら、内蔵SSDの交換は最大の醍醐味です。
標準搭載のSSDも十分速いですが、例えばCrucial P3 PlusやSamsung 980 Proのような高速NVMe SSDに換装すれば、システムの起動や大容量ファイルのコピーがさらに快適に。
せっかくクリーンインストールするなら、このタイミングでSSDを新調するのが最も効率的です。どうせOSを入れ直す手間は同じですからね。
いざという時のためのUSBメモリ
クリーンインストール後も、回復ドライブとして使えるUSBメモリがあると安心です。SanDisk USBメモリ 32GBのような信頼性の高いブランドのものを1つ、システムメンテナンス用に確保しておくと良いでしょう。
どうしてもうまくいかない時の最終手段
「手順通りやったけど、どうしても起動しない…」「インストール中にエラーが出る…」という場合に備えて、選択肢をいくつか。
Windows標準の「PCのリセット」を試す
クリーンインストールが目的ではなく、「とにかく最初のサクサク状態に戻したい」というなら、Windows標準のリセット機能が非常に手軽です。
「設定」→「回復」→「この PC を初期状態に戻す」から、「すべて削除する」を選択します。クラウドからのダウンロードを選べば、Microsoftのサーバーから最新のWindowsイメージを取得して再インストールしてくれます。ドライバの大部分はWindowsが自動で認識してくれるため、ネット接続の心配も不要なのが最大の利点です。
それでもダメならBIOSの設定を見直す
ごく稀に、BIOSの「Intel VMD Controller」という項目が有効になっているせいで、インストーラーがSSDを認識できないケースが報告されています。もしディスク選択画面で何も表示されなければ、BIOSを探ってみてください。(この設定は主に一部のAMDモデルや特殊な構成で見られます)
まとめ:GMKtecミニPCのクリーンインストールは怖くない
さあ、お疲れ様でした!画面の向こうで、あなたのミニPCは無事にまっさらな状態で動き出しているはずです。
GMKtecミニPCのクリーンインストールで一番大切なのは、「事前準備」です。
- 機種に合ったドライバを公式サイトから落としておくこと
- インターネットに繋がらない前提で、USBメモリを用意しておくこと
この2つさえ守れば、何も怖いことはありません。
まっさらになったマシンでコーヒーでも飲みながら、快適になったデジタルライフを楽しんでくださいね。もし手順に迷ったら、またこのページを見に来てください。あなたのミニPCライフを応援しています!

コメント