GMKtec EVO-X2を使いこなしたいなら、まずBIOS設定を把握しておくのが近道です。特に、AI処理やゲームなどでパフォーマンスを引き出すには、VRAM(グラフィックスメモリ)の割り当てサイズを変更するのが効果的。でも、「BIOSってどこから入るの?」「設定を変えて大丈夫?」と不安に思う方もいるでしょう。
この記事では、GMKtec EVO-X2のBIOSアクセス方法から、VRAM割り当て変更手順、アップデート情報まで、実際のユーザーレポートをもとにわかりやすく解説します。BIOS設定は自己責任ですが、手順を正しく理解すれば怖くありません。ぜひ最後までご覧ください。
GMKtec EVO-X2のBIOSとは?基本を知ろう
BIOS(Basic Input/Output System)は、パソコンの起動時にハードウェアを制御する基本システムです。GMKtec EVO-X2では、このBIOSからCPUやGPU、メモリに関する細かい設定を変更できます。
特にEVO-X2で重要なのが、「UMA(Unified Memory Architecture)」の設定。これは、システムメモリをグラフィックス用にどれだけ割り当てるかを決める項目です。デフォルトでも十分な性能が出ますが、大規模言語モデル(LLM)の実行や高負荷なゲームでは、VRAMを多めに確保することで処理がスムーズになるケースがあります。
BIOSに入る方法は?
EVO-X2のBIOS画面を表示するのはとてもシンプルです。
- PCの電源を入れる
- 起動直後に「ESC」キーを連打する
これだけでBIOS設定画面が開きます。電源投入直後の一瞬が勝負なので、指をESCキーの上に置いて電源ボタンを押すくらいのつもりで臨みましょう。
VRAM割り当てを変更する具体的な手順
BIOSに入ったら、次はVRAM割り当ての変更です。ここでは、ユーザーが実際に検証した手順をもとに解説します。
- BIOS画面が開いたら、「Advanced」タブを選択します。
- 「GFX Configuration」を開きます。
- 「iGPU Configuration」を選びます。
- ここがポイント。デフォルトでは「Auto」になっているはずです。これを「UMA_SPECIFIED」に変更します。
- すると、「UMA Frame buffer Size」という項目が現れます。ここでVRAMサイズを選べます。
- 選択肢は、512MB、1G、2G、4G、8G、16G、32G、64G、そして96Gまで用意されています。
- 使いたいサイズを選んだら、設定を保存してBIOSを終了します。
設定が反映されれば完了です。ちなみに、EVO-X2のメモリは最大128GBまで搭載可能なので、96GBもの大容量VRAMを割り当てられるのは大きな強みですね。
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BIOS設定とAMD Software、どっちが優先される?
ここで混乱しがちなのが、BIOS設定とAMD公式ソフト「AMD Software: Adrenalin Edition」の関係です。
実は、BIOSで「iGPU Configuration」を「UMA_SPECIFIED」に設定すると、BIOSで指定した「UMA Frame buffer Size」の値が優先されます。つまり、AMD Software側で「可変グラフィックスメモリ」をカスタム設定していても、BIOSで指定したサイズが適用されるというわけです。
逆に言えば、AMD SoftwareだけでVRAMをコントロールしたい場合は、BIOSの「iGPU Configuration」を「Auto」のままにしておく必要があります。
ただ、ユーザーレポートでは、BIOSを「UMA_SPECIFIED」にして固定したうえで、AMD Softwareは「カスタム」のままで問題なく動作したという声が複数あります。VRAMを確実に確保したいなら、BIOSで固定するのが安心でしょう。
BIOSアップデートの情報と確認方法
EVO-X2は発売から間もない製品ですが、すでにBIOSアップデートの情報も出ています。
ユーザーレポートによると、BIOSバージョン「1.04」が確認されており、日付は「2025/05/12」から「2025/05/14」に更新されたケースがあるそうです。このアップデートで、先述の96GB VRAM割り当てが可能になったという報告もあります。
GMKtec公式サイトの製品ページには、BIOSアップデートやAIPCアプリに関するリンクが追加されていることも確認されています。公式情報をこまめにチェックしておくと、最新の安定版BIOSを見逃さずに済みますね。
BIOSのバージョン確認方法は、BIOS画面を開いた際に画面上部などに表示されていることが多いです。現在のバージョンをメモしておき、公式サイトで新しいものが公開されていないか確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
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EVO-X2のBIOS設定でよくある疑問
ここからは、EVO-X2のBIOSに関して実際にユーザーから寄せられることの多い疑問をピックアップしました。
Q. デフォルトのVRAM割り当てはどのくらい?
128GBメモリ搭載モデルの場合、デフォルトではシステムメモリの約半分にあたる64GB程度がVRAMに割り当てられているという報告があります。ただし、正確な値は個体やBIOSバージョンによって異なる可能性もあるため、実際にはBIOS画面でご自身の目で確認するのが確実です。
Q. VRAMを大きくすると何が変わる?
VRAMを増やすと、グラフィックス処理やAI推論など、メモリを大量に消費する作業で効果を発揮しやすくなります。特に、大規模な言語モデルをローカルで動かす場合などは、VRAMが大きいほど扱えるモデルサイズの幅が広がります。
ただし、システムメモリ全体の容量は変わらないため、VRAMに多く割り当てるほど、OSやその他のアプリケーションで使えるメモリは減ります。バランスを見極めるのが大切です。
Q. BIOS設定を間違えたらどうなる?
BIOS設定を誤ると、システムが不安定になったり、最悪の場合起動しなくなるリスクもあります。EVO-X2の場合も同様です。
ただし、今回紹介した「UMA Frame buffer Size」の変更程度であれば、大きくシステムを破壊するような操作ではありません。それでも、「自己責任」という意識は忘れずに。もし不安な場合は、変更前に現在の設定をメモしておくか、デフォルト値(Auto)に戻せるようにしておくと安心です。
まとめ:GMKtec EVO-X2のBIOS設定で性能を引き出そう
GMKtec EVO-X2は、Ryzen AI Max+ 395とRadeon 8060Sを搭載した高性能ミニPCです。そのポテンシャルを最大限に活かすには、BIOS設定の理解が欠かせません。
- BIOSへのアクセスは起動時のESCキー連打
- VRAM変更は「Advanced」→「GFX Configuration」→「iGPU Configuration」で「UMA_SPECIFIED」を選び、「UMA Frame buffer Size」を設定
- BIOS設定とAMD Softwareの優先順位を理解する
- 最新のBIOSアップデート情報はGMKtec公式サイトでチェック
BIOS設定は、慣れないと少しハードルが高く感じるかもしれません。でも、基本の手順さえ押さえれば、自分好みにカスタマイズするのは難しくありません。ぜひこの記事を参考に、GMKtec EVO-X2の性能を引き出す設定を試してみてください。
何かトラブルが起きたときも、慌てずにデフォルト設定に戻せることを覚えておけば、より安心してBIOSをいじれるはずです。










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